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資格モンスターが語る!組織で育てるモチベーション

突然ですが、みなさんは普段どのようにして勉強のモチベーションを保っていますか?

みなさん、こんにちは!note編集メンバーの若宮です。
忙しい日々の中でも、新しい知識を学んでいくことはとても大切ですよね。
私も熱心に勉強を続け毎月のように試験に挑戦していますが、趣味やタイミングなど、さまざまな要因でふとした瞬間にモチベーションが揺らいでしまいます。

そんな中、インテージテクノスフィア社内で、高いモチベーションを維持し続け、次々と難関資格を取得している”モチベーションの化身”であり"資格モンスター"の異名を持つ堀さんに、今回その秘訣を伺いました。


自己紹介

はじめまして。入社4年目の堀です。
今期から事業シナジーセンターの所属になり、主にデータ基盤・活用案件の提案を行っています。以前所属していた部署では開発メインであったため、お客さまとの接点はそれほど多くなかったのですが、今期からは徐々にその機会も増え、「あぁ自分異動したんだな」としみじみ。

最近は隣の家の物音が少し気になったので、音がした時間とどんな音だったかを記録し、さらに自己防衛が必要となる危険性も鑑み筋トレを始めました。
…それ以降音が鳴りません。

今回は自分の仕事に対するモチベーションが上がった経緯をもとに、組織としてモチベーションが高い人材をいかに育成するか、といったところで少し考えを綴ってみました。

現在と過去について

私は入社してから今まで毎年平均5つ程度のIT系の資格を取得しており、それ以外でも基本的に毎日何かしらの学習をしています。おそらく社内でも、モチベーションで言えば高い部類に入ると思います。

そんな私ですが入社当初からモチベーションが高かったかというと、そういうわけではなく、いたって普通の新入社員でした。当時私は、勤務時間以外に仕事に関する学習をすることは自らやりがい搾取をされにいっているようなものだ、プライベートな時間を仕事に関することをするのはありえない、と考えていました。帰ってから研修の復習をしている同期などもいましたが、よくやるな~などと思っていました。

悲しいきっかけ

配属されて3か月が経った日、事件は起こりました。
当時交際していた彼女に振られたのです。ショックでした。そのショックを紛らわすために仕事が終わった後や休みの日はひたすらカフェに行き勉強をしていました。悲しき資格モンスター誕生の瞬間です。

ChatGPTの考える「悲しき資格モンスター」

そして、その資格モンスターを育てることとなったのが、当時勉強していた基本情報技術者試験です。勉強しているうちに、アサインされていたプロジェクトの知識と学習内容が結びつき、半分以上何を言っているかわからなかったプロジェクトの会議が7割くらい理解できるようになったのです。居眠りして怒られたこともあるプロジェクトの内部会議で寝ることもなくなりました。

それからというもの、資格に合格した時の快感、資格学習によって業務への理解の深まりがもたらした達成感のようなもので、次々に資格試験を申し込みました。資格合格によって得られる幸福感が忘れられず、私は受験をやめることはできなくなりました。もはや長い間資格試験を受けないと次の試験が恋しくなるほどでした。

思わぬ相乗効果

インテージテクノスフィアでは、報奨金対象の資格を受験すると上司にも試験結果が共有される仕組みになっているので、当時の上司は私が勉強していたことや興味のあることをよく把握していました。(なので、上司から休みの日くらいゆっくりすればいいのにと言われたこともあります笑)
それだけやる気があるならと、上司も私に取得した資格に関する業務があれば積極的にアサインしてくれました。これもまた効果絶大。もう仕組まれているのかと思うくらい、そこらにきっかけが転がっているわけです。

モチベーションが上がる理由

結局、よく言われることですが、モチベーションを上げるためには小さな成功体験を積み重ねることが必要なのだと思います。成功体験が次の挑戦の助走となり、次の挑戦での成功が次の次へ…といったようなサイクルができあがります。そのサイクルにいかに入り、勢いをつけるか。非常に難しい問題です。

私の場合、失恋のショックからの学習がきっかけでサイクル入ることができ、それを上司がうまく業務と結び付けてくれたことにより、このサイクルがどんどん勢いをつけて加速していったのです。
ひとたび回りだしてしまえばそれほど負荷なくこのサイクルを回せますが、入って勢いがつくまでの負荷は大きいものだと感じます。イメージとしては自転車のような感じですね。

じゃあどうやってこのサイクルを生み出すか

私としては、このサイクルを加速させるには、さまざまな関係者がアクションを起こす必要があると思っています。

・学習者本人

まずはやらなければならない環境を強制的に作り出す。たとえば、先に資格試験を申し込むとか勉強道具だけ持って山にいくとか。そして学習内容をできる限り共有する。
上記をすることにより、周りがその人の興味のあることに気が付けます。
また、これは他の学習者が学習を始めるときのハードルを下げることになります。

・上司

学習者の動向を把握し、お膳立てをする。
上記をすることにより、学習者のモチベーションをぐんと上げることができます。お膳立ては、必ずしも私の上司のようにプロジェクトにアサインしなくとも、学習者を褒めたりアドバイスをしたり、そういったことでもよいと思います。

・人事担当者

学習支援の制度を整え、手続き等の障害となり得る部分は可能な限り簡易化する。
簡易化できないものはマニュアルを丁寧に残す。
学習者の興味のある分野にアサインできるような仕組みを整える。
上記を実施することにより、学習のハードルを下げることができます。また、アサインの部分を整えることにより、学習者のやる気を促進できます。

このように、モチベーションが高い人材を安定的に輩出するには、組織単位での取り組みが必要になってくると考えます。

理想の世界

最後に少し私の理想の組織像にお付き合いください。

あるツールに興味を持ったら、そのツールに関する情報、学習の仕方、資格の手続き方法がすぐに手元で見つけられる。学習記録なのか資格取得記録なのかをもとに、その人がそのツールに興味があるとアサイン担当者がわかる。その情報をもとに、なるべく各社員が興味のあるプロジェクトにアサインされる。
私はインテージテクノスフィアでこんなことができると素敵だなと思っています。そのためには現在各所に散らばっている情報を一元化し、各社員がそれを活用するようなデータ基盤を構築することが必要だと考えます。あくまで理想論ですが、いつかそんな理想へ近づくためのデータ基盤を社内に構築したいと考えています。
もし、そのようなことが実現できるような時がきたらどうか、社員のみなさんに協力してほしいです。
ともに成長する組織を築き上げていけたら幸いです。

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