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月1ペース資格試験チャレンジャーが語る受験Tips

インテージテクノスフィアでは、スキルアップや自己啓発の一環として、多くの社員が資格試験に挑んでいます。そんな中で、なんと月1ペースでさまざまな資格試験にチャレンジしているという若宮さん。以前はその知見を活かして、当社の技術ブログで基本情報技術者試験の新方式の体験会についてレポートしてくれました。

今回のnoteでは、資格マスター・若宮さんが、どんな資格試験においても参考になる「基本的な受験ルーティーン」について紹介してくれています。
資格試験に挑戦しようと考えているみなさん、必見です!


はじめに

みなさん、はじめまして。入社2年目の若宮と申します。
自己紹介はインテージグループのタレントブックに載っていますので、以下のリンク先をご参照ください。

私は資格試験の勉強が好きで、入社してからは月1回のペースで何らかの試験を受け続けています。入社前からのものも含めた総資格数でいうと30はあるはずです。基本・応用情報技術者のようなIT系の資格だけではなく、化粧品検定一級や一級小型船舶免許、ストレスケアカウンセラーなど、まったく別分野の資格も色々持っています。毎月のように試験を受けていたら「受験までの簡単な流れをnoteで発信してみたらどうか?」という提案を受けました。
そこで今回、私自身の備忘録もかねて筆を執ることにしました。
受験を決めてから当日までに押さえておいたほうが良いポイントを順を追ってご紹介していきますので、今後何かの試験を受ける予定のある方はぜひ参考にしてみてください。

入社して約1年間で取得した資格の一部

試験当日までのルーティーン

1.受験計画の策定

受験する資格を決定したら、すぐにスケジュールを立てましょう。
無計画で始めるのも面白いですが失敗しやすいのでオススメはしません。

計画を策定する上で私が最も重要だと思っているのは、各勉強テーマの「勉強期間」を見積もることです。言い変えるならば「いつまでに何をやるのかを明確にする」ということです。
逆に各勉強のテーマごとに「○時間くらいで勉強しよう」という時間ベースの考えでスケジュールを立てるのはオススメしません。
時間ベースで考えてしまうと具体的な締め切りがなく、計画が曖昧になりがちです。対して期間ベースで考えると、スタート日と終了日があり、最終的な目標に向けていつまでに何をやり切ればよいのかが明確になります。
試験勉強はついつい先延ばしにしてしまいがちなので決まった時間をやるのではなく締め切りに向けてがんばりましょう。

2.試験申し込み・会場選び

2-1.試験申し込み

試験申し込みは、受験の最重要課題です!!!!
申し込みを忘れてしまうと、今後あなたがどれだけ勉強をがんばったとしても、資格は取れません。忙しさに気を取られ気がついたら申込期限が過ぎてしまう……なんてことも珍しくありません。
申し込みはある程度期間を設けてもらえていることが多いですが、申込期間の初日に必ず申し込みましょう。
申し込み損ねて一年後なんてことになるのは避けましょう。
(私は最大3年間連続申し込み忘れた資格があります)

また、CBT(コンピュータベーステスト)など、年間を通じて好きな時に申し込み可能な試験の場合は、受験希望日の約1.5か月前を目安に申し込むことを推奨します。遠すぎると試験までまだ時間があるからと手を抜く原因になりますし、逆に近すぎると勉強が間に合いません。ある程度モチベーションの維持ができるような設定を心がけましょう。

2-2.会場選び

試験申し込みの際、軽視されがちなのが会場選びです。
試験会場は数多くありますが、その中には実は優れた会場が存在します。
単に家から近い試験会場を選ぶことが多いかもしれませんが、もし選択肢があるなら、会場選びに少し注力すると快適に受験ができます。
例えば、試験時に周囲の人と十分に距離を取れて集中しやすい会場、試験直前に近くの喫茶店で勉強できる会場、試験後に美味しい食事や遊びが楽しめる会場、試験直前にトイレが混雑しないような会場、立地が分かりやすく迷いにくい会場などがあります。
強欲な私は可能な限りこれらの条件をすべて満たす会場を選ぶようにしています。そんな私がおすすめする試験会場の選び方を2つ紹介します。

  1. 有名大学:多くの学生が普段利用する場所であり、近隣には勉強や食事ができる場所が充実していることが多いです。駅から大学への案内も明確なので、方向音痴でも安心です。試験会場として使われる場合、座席間隔が十分とられており、机の広さもある程度確保されていることが多いです。また、会場にスタッフが多いため、何か困ったことがあれば質問しやすい環境なのもよい点です。

  2. 都心の大型ビル:個人の体感ですが、10階以上の大型ビルの試験会場は、よい場所が多いです。ビル自体が全体的に新しく綺麗で、ロッカーやPC環境などの設備も新しい傾向にあります。都心であれば、勉強できるような喫茶店も充実しており、ある程度大型ビルだと地図でも見つけやすく、迷うことが少ないです。私は住所を見て高層ビルや有名ビルだと大体そこを選びます。

3.勉強教材の選定

私は参考書を選ぶ際、予算と相談しつつ以下の優先順位で選んでいます。

  1. 公式問題集

  2. 非公式問題集(1を買った場合は不要)

  3. 公式テキスト、参考書

  4. 非公式テキスト、参考書(3を買った場合は不要)

ポイントは、「問題集は絶対に買う」ということです。大体の試験合格への最短ルートは過去問題を解くことです。資格試験では、毎回同じ難易度を維持するため、過去問題から抜粋したものを使用することが非常に多いです。その中には、完全に同一の問題も散見されます。
だから、過去問題を知っているかどうかで、点数は大幅に変わります。
合格を目指すなら、過去問題は必須アイテムです。また、問題集にはほぼ必ず解説が付いているため、ある程度の基礎知識があれば、問題集だけでも十分勉強可能な場合が多いです。まずは過去問題とその解説で勉強し、自分のレベルが問題を解くのには不足していると感じた場合は参考書を買うというのが良いと思います。

2022年度で使った紙の参考書・教材。電子書籍も20冊ほど利用し、全体では40冊ほどに!

4.勉強

試験の申し込みを済ませ、スケジュールを作ったら、あとは試験合格という目標に向けて一直線に進むだけです。
勉強方法については、結局は「個々の適合性」が大切です。
つまり、あなた自身がこれまでの人生で一番合っていると感じてきた勉強方法を採用するのを推奨します。

例えば、ノートに書くことで頭に入る人もいれば、見て覚えるような人もいます。そういった個々に適した勉強方法があるため、ネット上の他人の合格体験記などから勉強方法を無理に引き継ぐよりも、自分の過去の学習経験を参考にすることをオススメします。
なので、私の個人的な勉強方法はここでは割愛します。

5.試験当日

私は試験の2時間前には最寄り駅に到着するようにしています。
その理由はシンプルに遅刻や忘れ物などのトラブルを防ぐためです。
これまで私が試験当日に経験したトラブルは以下の通りです。

  • 試験会場、時間を勘違い

  • 受験票を忘れる

  • 証明写真を撮り忘れる

  • 筆記用具、専用道具をすべて忘れる

  • 電車の遅延、乗り過ごし

  • etc…

このトラブル例を見て「そんな失敗するわけない」と思う人が大多数かもしれませんが、私は3回に1回は何かしらのトラブルに巻き込まれます!
忘れ物ならともかく電車の遅延なんかは回避のしようがありません。
私が言いたいのは当日に不測の事態は起き得るということ。そしてそれらの問題が発生したときに、2時間あれば大体の出来事に対して余裕をもって対応できるということです。
焦った状態で試験を受けるのは好ましくありません。余裕をもってトラブルに対応した後に30分ほど近くのカフェでコーヒーを飲みながら勉強する時間を持つことをおすすめします。
時間的、精神的余裕は安定したパフォーマンスを出すために必須です。
みなさんも試験当日は早めの行動を心がけましょう。何か月もの勉強が当日のトラブルで無駄になるのは本当にもったいないですから。

6.受験後

試験が終了した後、すぐに遊びに行っても良いですが、私は試験終了後の1時間だけは必ず試験全体の振り返りに使うようにしています。別にそんなことをしても今回の試験結果に影響はないのですが、主に「もし過去に戻れるなら何をやり直すか」という視点で振り返りを実施しています。

率直な感想や過去問と違っていた点など試験の内容、勉強の期間と量、スケジューリング、教材選びが適切だったか、勉強をサボった原因は何だったか、思いつくこと順にメモ帳に書き出します。ひとまず誰に見せるわけでもないので、まずはとりあえず書き溜めておきます。

このように振り返りをメモに残しておくことで、後輩や他の人がその資格を取得しようと思った時に、それを多少成型して渡すだけで貴重な資料となるでしょう。
また、反省点は他の資格の取得にも役立つことも多いため、自己成長の観点からもぜひ実践してみてください。

実際の試験後メモ。次へつながる知見がたくさん!

おわりに

さて、ここまで資格受験に関する私の一連の習慣を長々と述べてきました。
自分で読み返しても当たり前のことばかりなのですが、この記事を通じて誰か一人でも新たな学びをつかんでもらえたのであれば何よりです。
またお会いしましょう!

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