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会社の歴史を掘り起こせ!アーカイブ企画メンバー奮闘記

先日公開したインテージテクノスフィア設立10周年記念パーティーの当日の様子と、イベントの裏側の記事はもう読んでいただけましたか?今回が10周年パーティーシリーズ(勝手にシリーズ化)第3弾!最終回となります!

今回は10周年という節目を振り返る活動に奔走した、アーカイブ企画メンバーの活動裏話をお届けします。


Our Mission!

アーカイブ企画メンバーに課せられた使命は2つ。

その1:イベントのオープニングを飾る動画を作成せよ!
その2:10周年社史を作成せよ!

準備期間は約半年。イベント企画メンバーが当日の企画を考える裏側で、我々はどこから手を付けたらいいのかさえもわからない、会社の歴史を振り返る活動をスタートしたのでした。

📷写真選定のドラマと苦労

動画にも社史にも、やはり使われるのは大量の写真!まずは写真選定のドタバタをどうぞ。

✅退職者や部外者のぼかし対応と写真の差し替え
過去10年の写真となると、やはり中には退職された方が写っているものが多数ありました。ご本人に使用許可を取ることができない場合は、個人情報保護の観点からお顔をぼかす必要があり、いざ写真を選んで許可を得るために個人を特定してみると、ぼかしだらけとなり使用できなくなってしまったものもありました。

さらに苦労したのは、社員旅行の写真の収集です。集まりやすいと思いきや、社員から提供してもらう写真は著作権保護のため、撮影者の許可が必要でしたが、撮影者が退職、誰が撮ったか不明、などでなかなか数が集まらない状況が続きました。確かに誰が撮ってくれたのかわからない写真って、意外とありますよね。親身になって写真を提供してくれた方々にあらためてお礼をお伝えしたいです。

写真の選定・調整は校了ぎりぎりまで続き、社員の協力のもと、なんとか楽しそうな様子をおさめた社内イベント・社員旅行の写真が集まり、紙面を飾ることができました。

🖋文章の統一と誤字の厄介さ

写真の次は文章です。執筆には多くの社員に協力してもらいました。執筆者のみなさんはとても協力的で、中には「貴重な社史寄稿の機会をいただきありがとう」とコメントを頂いたことも。この言葉にメンバーは大変救われました…!本当にありがとうございました。

✅執筆ルールの統一
寄稿いただいた文は調子がまちまちで、文字数も多すぎて削ってもらったのに、原稿になったら少なく見えることがありました。依頼時に統一ルールを設けておけば、この問題を回避できたかもしれません。執筆者のみなさんには大変ご迷惑をおかけしました…。

また、表記の統一にも頭を抱えました。たとえば、会社の「発足」「設立」「創立」という表記。どれが正しいか社内でも検討をくり返し、今回は「設立」で統一することになりました。「日本語ってムズカシイ…」と感じる一コマでした。

あらかじめルールを作って依頼すること、非常に重要です。

✅LLMの魔法
文章を構成する際に非常に役に立ったのは、当社で活用を推進しているCopilotです。なかなか良い文章が思いつかないときにはCopilotに相談し、いくつもの文案をもらえました。Copilotのおかげで乗り越えられたといっても過言ではないかもしれません。Copilotと出会えてよかった、と多くのメンバーから声が寄せられました。

📚社史の表紙と紙質のこだわり

社史の作成で意外と難しかった(こだわった)のがこちら。社内でも何度も何度も議論を重ねました。

✅表紙
表紙の初期案は好評でしたが、文字色(金色)の調整がつかず断念。また、背表紙にも文字を入れたかったのですが、冊子自体の厚さが足りず、文字が小さくなってしまったため見送りとなりました。

【初期案】完成版と似ていますが、ここから何度も調整が入りました。背表紙の文字、入れたかったなぁ…。

✅紙質
冊子を手にした時に感じる感覚を大事に、とメンバーがこだわった部分でもあります。制作会社から提供されたサンプルは当初イメージしていた紙質と異なっていて、理想に近い紙質を探すのに苦労しました。

🎬動画撮影の感動と驚き

パーティーのオープニングを飾る動画の撮影は、当社のひばりヶ丘事業所と長野事業所、長野駅前事業所の3か所で行われました。

✅ドローン撮影
撮影はドローンを飛ばし、社屋や執務室内を撮影しました。はじめて近くで見るドローンに、立ち会ったメンバーは興奮を隠しきれない様子でした。長野事業所は山々に囲まれたロケーションが売りなのですが、撮影日はちょうど快晴。遠くの山まで見渡せるお天気で、目視できないほど高く上がったドローンから、青空に映える普段は見られない目線からの社屋を撮影しました。

野外撮影でドローンに大興奮!
ドローンが操縦者の方の手に降りてくる姿がペットみたいでかわいかったです。

✅はい、ポーズ!
撮影は社員の協力を得ながら大々的に進められました。普段の執務シーンだけでなく、社員一人ひとりにフォーカスしたいという想いから、個別の撮影も取り入れられました。声をかけられた社員は照れながらも、笑顔で「I ポーズ」をしてくれて、とても素敵な動画ができました。みなさんの協力で、素晴らしい映像ができたことに感謝しています。

はい、Iポーズ!(インテージテクノスフィアのI!)

✅撮影ディレクターさんからのお褒めの言葉
当日はディレクターさんの「良い画を撮りたい!」という熱い想いから、急遽人を集めたり、撮影場所を手配したり、少しバタバタしてしまいました。その甲斐あって、できあがった動画はとても魅力的な仕上がりとなりました。

ディレクターさんからは「タイムスケジュールと、みなさんが協力的で度胸もあって撮影しやすく、大変よかった」とお褒めの言葉をいただきました。その気にさせたディレクターさんの話術も見事でした!

紆余曲折の末、無事に2つの使命を果たした私たち。

パーティー当日に流れたオープニング動画。会場が歓声と拍手に包まれたときには心の中でガッツポーズをし、達成感を味わいました。

動画は当社のビジョンキャラクターDATAMA(データマ)たちのナレーションで!
最後は当社のビジョンで締めくくり!

そして、パーティーから約3か月後に完成となった社史。こちらも手にした人たちからさまざまな感想をもらうことができました。会社の歴史を形にすることの重要さを身をもって体感したとともに、これをやり遂げた自分たちに拍手を送りたいと思います。

🎈おまけ

ここからはアーカイブ企画メンバーから寄せられた生の声を、一部抜粋してお届けします。

✅部署変遷のまとめは辛すぎる…!
10年の組織の変遷を紐解き、紙面上で表現するのは難易度が高かったですが、歴代の部署資料を見ながらなんとか形になりました。

社史の中で、組織変遷をまとめたページも作られました。10年の歴史の中で毎年のように変化していた組織構成を見事、図にまとめたメンバーには頭が上がりません。

✅自発的な立候補にメンバーの士気が上がった!
社史のアンケートページ、誰かがやらなくては、と思い不安だったけど立候補しました。

初回の社内ミーティングでは、誰が何をやるかもわからない不安な中で話し合いがはじまりました。率先して手をあげてくれたメンバーがいたからこそ、チームが勢い付き、一歩を踏み出すことができました。

✅バツグンの進捗管理に感謝!
〆切に遅れても進捗を管理してくれていたIさんは怒らず、やんわり確認してくれました。感謝しかありません。

誰もが自分の業務とアーカイブチームの仕事に四苦八苦している中、担当のIさんはいつも落ち着いて場回し&進捗管理をしてくれました。チーム一同感謝しています!

✅メンバー同士で支え合い💖
メンバー全員が本業ではない中、わからないことだらけでしたが、そんな中で協力できたのが素晴らしかったと思います。困っている時に助けてもらえると、次は私も!って思いますね。

お互いに手を差し伸べられる、そんな見事なチームでした!本当にお疲れさまでした。

おわりに

アーカイブ企画メンバーの裏話はいかがだったでしょうか。

活動中はアーカイブ企画メンバーにスポットライトがあたることはありませんでしたが、立派なオープニング動画と社史の完成に向けて尽力したメンバーがいたことを思い出し、再度心の中で拍手を送ってもらえるとうれしいです。(図々しくてすみません)

当社が20周年を迎える時、きっとまた「会社の歴史をまとめてくれないか」と誰かにバトンが引き継がれることでしょう。その時に、この記事がその一助となれば幸いです。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。