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データ分析経験者の競争心と共創心をくすぐるインターンシップ

先日、バスに乗り遅れそうになり、近所のバス停まで走って向かっていると、途中から太もも・ふくらはぎが痛くなり、走れなくなりました。
当時はケガかなと心配したのですが、幸い何もなく今は元気です。
みなさん、準備運動なしの急な運動は危険です!
 
5回目の登場となりました、エンタープライズ第一本部 ES技術統括室の柴田です。
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2022/5/6「最新の物体検出を体験してみた。2022春」

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今回紹介するのは、2023年9月に開催した機械学習インターンシップについてのお話です。
今回は新しい取り組みを企画してとても盛り上がったので、その秘訣を紹介します。
 
早速ですが、その新しい取り組みとは、…何をするか作業内容は参加者同士で決める、データ分析ハッカソンです!

ハッカソンとは:ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語で、短期間で集中的に開発するイベント。

よくわからないと思うので、事の発端から紹介します。
 

データ分析ハッカソンの企画


2023年春、夏季インターンシップに向けて、私と同期2名、人事部1名の合計4名で企画が始まりました。
 
これまでのインターンシップは、あらかじめ作業内容やプログラミング課題を細かく指定し、プログラミング未経験者であっても楽しめる内容となっていました。
しかし、プログラミングやデータ分析の経験がある学生が多く参加してくれるようになり、そういった経験者にも少し難しい課題を設定したいと考え、これまでの内容を刷新することにしました。
 
そこで決まった実施内容がチーム対抗データ分析ハッカソンです。
本ハッカソンでは、データを共有して課題を設定し、3~4名のチームに分かれ、チームごとの精度を競います。
 
データ分析ハッカソンの課題は、商品の属性データから商品の価格を推定するタスクにしました。
わかりやすいテーマ、かつインテージグループが日々扱う商品データを利用することができるという想いが込められています。
  

自由とサポート範囲のバランス


今回のインターンシップ運営で重視したのは、どこまでを自由とするか・どこまでをサポートするかのバランスです。
自由行動は非常に楽しい時間ではありますが、課題とデータだけを与えるのみでは、何から手を付ければいいのかわからなくなることやそもそものインターンシップの趣旨である業務体験の要素が弱くなってしまいます。
対して細かく指示をしてしまうと、自主性が無くなり、インターンシップは“作業”となってしまいます。
 
そこで、基本的なプロジェクト進行やチームビルディングの大枠を運営側で設定し、その中で何をするか自由に決めてもらう方針としました。
さらに細かい部分は、インターンシップ当日直前まで企画メンバー内で議論し、ギリギリまで企画を練り上げました
 

インターンシップ当日


インターンシップは合計3日間であり、初日は簡単な自己紹介や基本的なPython演習を行い、残りの2日間をデータ分析ハッカソンとしました。
インターンシップには全国から集まった学生に加えて、内定者や当社若手メンバーも参加しました。
 
私は初日のPython演習に参加できなかったのですが、あらかじめ運営側で用意していたPython演習問題を参加学生が簡単に解いていき、想定時間よりも早く終わったと聞いています。やはり、レベルが高いですね…
2日目以降のデータ分析ハッカソンでは、各チームが機械学習プログラミングに取り組みました。
原因不明のエラーやなかなか終わらないデータ前処理作業、インターンシップ司会の柴田が喋りすぎて作業時間が短くなるといったさまざまな予期せぬ問題が発生しましたが、チームメンバーや参加社員と相談して解決しながら、全チームが機械学習モデルを作ることができました。
 
そして、インターンシップの最後はハッカソンの順位を発表し、その後どういった開発を行ったのかを参加者間で発表しました。
すべてのチームが同じ課題に取り組みましたが、それぞれのアプローチが異なるため、最終的な精度や手法がまったく違う成果となり、非常に面白い発表会となりました。
また、ハッカソンなので勝ち負けはあるのですが、なぜ上手くいったのか・上手くいかなかったのか、各チーム内で考察し、発表でさらにほかのチームメンバーと議論する、といった非常にレベルの高い発表会となりました。
 

最終発表の様子

インターンシップを終えて


学生参加のデータ分析ハッカソンは初めての取り組みでしたが、これまでにない盛り上がりとなりました。
参加してくれた学生の感想をいくつか紹介します。

学生の声

みなさん、嬉しいお言葉をありがとうございます!!!
そのほかにもポジティブな感想ばかり頂きました。(がんばって企画してよかったです。)
 
今回、なぜ盛り上がったのかについては、ハッカソンを通じて、程よい切磋琢磨の環境、自主性を発揮できたこと、問題解決のために仲間と協力したこと、これら要素が感じられたことではないかと思っています。
私自身、最後までインターンシップの構成に悩みましたが、非常に学びの多いインターンシップとなりました。
 
あらためて、参加してくれた学生のみなさん、ありがとうございました。
その他の読者のみなさん、来年以降お会いできることを楽しみにしています!

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