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長野グルメ部#5「長野に来たら絶対に食べてほしい!信州名物おやき」

食欲の秋ですね!食いしん坊仲間のみなさま、こんにちは。
信州の食文化といったら、何を思い浮かべますか?
既にご紹介済みの「お蕎麦」、「野沢菜をはじめとする漬物類」…そして、アレ。

今回ご紹介するのは信州定番の郷土料理。なんとルーツは縄文時代に遡るというアレ=「おやき」のご紹介です!


一口に「おやき」と言っても実は種類も多種多様。

(野沢菜とかナスとかきのことか色々あって美味しいですよね!と、思ってくれたみなさん、よくご存じ!ありがとうございます!)

さまざまな具材が魅力のおやきは、具を包む皮も「ふんわり系」「しっとり系」「もっちり系」「しっかり系」、調理法も「蒸かし」「焼き」「揚げ」「蒸かして焼く」「揚げて焼く」「揚げて蒸かす」…と色々あります。
信州人に「おやきは好きですか?」と聞いたときに思い浮かべるモノは人によってかなり違いそう。そして、こだわりや好みは人それぞれのようです。

先日、北陸新幹線の中で制服姿の女子高生が好きなおやきの話をしていました。
「かぼちゃ~」「やっぱり野沢菜かなぁ」「でもさぁ、あんこはなくね?」「わかる~。ないよね!」
…ガーン!
「上質なあんこのおやきは美味しいのよ!アリだよ!」と、心の中で訴えてみましたが、いつか彼女たちに届く日が来るのでしょうか。

私の好みは焙烙(ほうらく・ほうろく)などで焼いた、硬めでしっかりした皮のおやきです。でも、友達に「えー?!あのおやき皮が厚くてたくさん食べられないからイヤ。具沢山で皮が透けるようなのが良いよ~」とバッサリ。
だれもが皆、美味しいと思ってくれるおやきをオススメするのは難易度が高いことを実感。学んだので、記事にしました(笑)

このように、おやきは奥が深く、人によってこだわりもさまざまです。という事で、わたしたちグルメ部だけの意見で「長野のおすすめのおやきは○○です。」とお伝えするのは難しそう。
こんな時は…そう、アンケートの出番です!
今回も長野勤務メンバー90名のとっておき情報をお届けします!

長野勤務メンバー90名がおすすめするおやきの具材ベスト4を紹介


1位:絶対王者!野沢菜のおやき

信州の伝統野菜、野沢菜を使った野沢菜漬けは、信州のお土産としてとても有名ですね。長野県では家庭で漬けて食べる事も多く、ふるさとの味として親しまれています。
優しくて素朴な味の皮生地に対し、程よく残った野沢菜漬けのシャキシャキ感と濃いめの味付けがアクセントとなって、何個でも食べてしまいそうなやみつき感があるんですよ。
長野勤務メンバー62名がおすすめしてくれました。約7割を占める納得の支持率です。

2位:信州の旬の味を楽しめる!ナスのおやき

夏の旬のお野菜であるナス!特に北信濃では丸ナスが有名です。
テニスボールのような大きさ、形で肉質のしまった伝統野菜です。
1cmくらいの輪切りにして油で焼き醤油をかけるだけでも、とろけるほど美味しいナスです。
これに味噌を塗ったものをそのまま皮で包むおやきがあります。
昔から、お盆になるとお仏壇にお供えをするために、丸ナスのおやきを大量に作るご家庭も多いです。
火が通ってトロトロになった丸ナスの輪切りと信州味噌が絡まった濃厚な味わい、そしてほんのり甘みを感じるモチモチの皮生地とのハーモニー!たまりません。(あー、食べたくなってきた、まだ秋かぁ。夏がまちどおしい)
角切りにした茄子を炒めて甘めの味噌で味をつけたものが多く出回っていますが、この丸ナスのおやきに出会ったら買いです!!
長野勤務メンバー49名がおすすめしてくれました。夏の信州を深く感じられること間違いなし!

3位:どこか懐かしい味!切り干し大根のおやき

アンケート回答で、出身者が長野県かそれ以外かで傾向の違いが大きく出たのが切り干し大根のおやきです。総合では3位なのですが、長野県外出身者のみでは6位という結果でした。
切り干し大根のおやきの魅力は、優しくてどこか懐かしさを感じる素朴な味わいにあります。その食べやすさから、小さな子供にも大人気。食べていると地元のおばあちゃんちの茶の間が目に浮かんでくる気さえします。
長野県内出身者から多くの票を集めた理由は、もしかしたら子供の頃に家庭で食べた優しくて甘い「おうちのおやきの味」の記憶だったりするのかもしれませんね。
長野勤務メンバー36名がおすすめしてくれました。懐かしい記憶がよみがえるかも!

4位:旨みがあふれる!きのこのおやき

きのこの生産量日本一の県はどこかご存じですか?そうです。我らが長野県です。そのきのこがおやきの具という、最強なソウルフードです。
味噌または甘辛で味付けされたきのこがぎっしり詰まったおやきをぱくっと一口食べると、コリコリの食感と共にきのこの旨みが口の中に広がります。
ふんわり優しい皮生地との相性も抜群!きのこの旨みがしみていきます。
長野勤務メンバー32名がおすすめしてくれました。信州の旨みをぜひご堪能ください。

アンケートでも人気店・いろは堂の舞茸おやき(季節限定)

番外編:季節のおやき

アンケートでは季節限定のおやき情報も寄せられました。「限定」とか「旬」という言葉に弱いあなた!要チェックです。

🍁りんごカスタードのおやき
スイーツおやきですね。確かにおやきの皮生地自体はシンプルな味わいなので、スイーツおやきとしてのポテンシャルは非常に高そう。信州の紅葉をバックにりんごカスタードのおやきを一口いかがでしょうか。

🌸ふきみそのおやき
春の味覚として有名なふきのとう。ふきの煮物は絶品ですよね。そんなふきの苦みが大好きなあなたは、ぜひ春の信州でふきみそのおやきをお探しください。

⛄煮卵のおやき
進化系おやきですね。子供も大人も大好きな煮卵が優しい皮生地にベストマッチしそうです。寒い冬に、からしをつけて煮卵おやきを食べてみたい!

まだまだあります、いろんなおやき!
①りんごのおやき
②サツマイモのおやき
③イタリアンなおやき

長野勤務メンバーに聞いた!おやきのおすすめ調理方法

人によって好みがわかれるおやきの「焼き」VS「蒸かし」。
細かい事を言えば、具材によっても「焼き」が合うか「蒸かし」が合うかが変わったりもしますよね。

早速アンケート結果を見てみると…

なんと!!
「焼き」と「蒸かし」は、ほぼ同じくらいの割合で支持されていました。
今回のアンケートでは僅差で「蒸かし」が好きなかたが多いようです。

「焼き」と「蒸かし」はどちらも違った魅力があり、甲乙つけがたい、といったところでしょうか。ぜひ両方食べ比べてみてください!

ところで、おやきを自宅で作った事ありますか?

私たちが子供の頃の長野では、自宅でおやきを作って食べることは日常の光景でしたが、最近はどうなのでしょう。
結果は、約5人に1人の割合で自宅でおやきを作っているとの回答でした。

家庭でのおやき作りはこれからも信州の伝統として受け継いでいけたらよいですよね。などと話をしていると、おやきってどうやって簡単に作れるの?という疑問がでてきました。
👩「おやき…手作りしてみます?」
と手をあげてくれたのは佐藤部員!
週末実家で、おやき作りに挑戦してきてくれました。

おやき作り初心者が自宅でおやきを作ってみた

ここからは私、佐藤が実際におやきを作ってみたので報告させていただきます!私は物心ついた時からおやきが大好きな、生粋のおやきラバーです。ただし、食べる専門…。そんな私が、信州伝統の味を引き継ぐ覚悟を決め、我が母からレシピを伝授してもらいました。

「母さん、おやき作ってみたいんだけどレシピ教えてくれる?」とLINEで連絡し、返ってきた返事がこちら。

佐藤家 母直伝 おやきレシピ!📝

・具材は好きなものを好きな味付けで用意する
・生地は小麦粉に水を少しずつ入れて、少しやわらかめに練って、しばらく置いておく
・柔らかすぎると包むときに大変なことになるので注意
・焼き方はフライパンでゆっくり焼くか、蒸かし器で蒸かしてもOK
・おやきの粉も売っているけど、粉が余っちゃうかも

以上。

ベテランだからこそ書けるレシピ!初心者の佐藤には難易度が高いと判断し、おやきを作るために実家に帰省しました。ここからは実際の調理の様子も添えてお送りします。

小麦粉で作ることにいささかの不安を感じていた私でしたが、今回は初心者でも簡単にできる方法として地粉おやき専門粉を用意してもらいました。ありがとう、母さん(①)。材料は地粉とお水だけでOK。シンプルに粉と水を混ぜて生地を作ります(②)。生地を練ったら少し寝かせておきます(③)。

具材は野沢菜(④)・切干大根(⑤)・そして野菜ミックス(⑥)。野沢菜は市販の漬物を塩抜きし、油で炒めて醤油と砂糖で味付けしました。切干大根は我が家の母の味。各ご家庭で作られるレシピでOKです。野菜ミックスは自家栽培で育てた野菜を適当にチョイスして、味噌と砂糖で混ぜ合わせました。具材はナス・インゲン・ズッキーニ。おやきは好きな具材を自由に包んで食べられる、可能性が無限の食べ物!今回、我が佐藤家でも初の試みでしたが結果は果たして…!

具材の用意ができたら、寝かしておいた生地を手のひらサイズに伸ばし、具材を入れて包みます(⑦~⑨)。生地の柔らかさにもよりますが、気を付けないと写真(⑨)のように中の具材がひょっこりしますのでお気を付けください。私の母はさすがの手つき。チャッチャと慣れた手つきできれいに包み込んでいきました。さすがプロ(⑩~⑫)。

具材が包めたら蒸かし器に入れて15分ほど放置。その間、私は愛しのワンコと遊んでいました(⑬柿でカメラ目線をいただきました)。

その後できあがったおやきはふかふか、もちもち、あたたかい!食卓に並べ、みんなでお昼ご飯としていただきました(⑭)。勢いよく食べてしまったので、みなさまが楽しみにされていただろう断面の撮影を忘れてしまいました…。かろうじて撮れた切干大根の断面でご容赦ください(⑮)。ちなみに、初の試みであった野菜ミックス(ナス・インゲン・ズッキーニ)も美味でした。やわらかい具材が中心の中で、インゲンの食感がとても良かったです!

初心者でも簡単に美味しいおやきが作れました!

以上、簡単ではありますが私の調理レポでした。はじめて自分でおやきを作りましたがとても簡単で楽しかったです。小さな子供も楽しめそうなので、ご家族で一緒に挑戦してもよいかもしれませんね。(ちなみに、今回カメラマンで同行した私の夫も挑戦していましたが、とても楽しかったようです。)

家庭の数だけある家庭の味、というか、毎回異なる家庭の味?
こんなふうに、楽しく信州の伝統として受け継いでいけたらと思いました。

おわりに

この記事を執筆するにあたり話題になった一品をご紹介。
それがこちら、OYAKI FARM(おやきファーム)のアイスサンドです!

このド迫力。あんこのおやきとアイスのマリアージュがたまりません!

まだまだ進化し続ける、信州のおやき。
ぜひみなさんも長野に足を運び、自分だけのお気に入りのおやきを見つけてみてくださいね。

それでは、次回のグルメ部もお楽しみに!

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