ServiceNow Japan主催Hackathon(ハッカソン)に参加してきました
インテージグループでは今年度よりServiceNow(*1)を用いて、DX推進(業務改善やワークフローの見直し)に取り組んでいきます。
ServiceNowの開発を勉強していこうとしていた7月上旬、突然「Hackathon(ハッカソン)(*2)」に参加することが決まりました。
ServiceNowの開発者と呼べるようなレベルの人は0人。そんな中でのHackathon参加当日までの奮闘、そして当日の様子を、チームの代表3名による合同レポートとしてお届けしていきます。
はじめに
はじめまして。グループビジネス推進本部の永吉です。ServiceNow推進グループのグループリーダーを担当しています。
今回のハッカソンへの参加は、部長から「ハッカソンに参加してみたら?」と言われたのがきっかけでした。
ServiceNowの開発経験があるメンバーがほぼいない状況で参加するのは正直なところとても不安でしたが、このようなイベントに参加する機会があまりない部署ということもあり、なによりも「チャレンジすることが大事!」という精神で参加を決めました。申込締切間近だったこともあり、正直なところ悩む間もなかったのですが…!
部に配属された新人さん2名が開発経験者(ServiceNowの開発は未経験)なので、ぜひ活躍してもらおう!ということで、新人さん2名を中心とした5名(+準備サポート2名)で開発を進めていくことに決めました。
新人さんはお二人ともやる気十分。ハッカソン参加は「チャレンジすることが大事!」という方針だったこと、また、貴重な経験ができるチャンスという思いもあり、お二人にプロジェクトのリーダーとサブリーダーも担ってもらうことに。
ハッカソン2022のテーマ
今回の全体テーマはハイブリッドワーク。
「After/Covidの情勢下において新しい働き方をどのように日本に定着させるか」「多様な働き方に対してどのような価値を提供できるのか」というテーマをもとにアプリケーションの開発を進めていきます。
審査基準は、テーマとの関連性、新しいアイディアであること、技術性・拡張性の高さなどなど…。
ですが、開発を始めたばかりの私たちにはなかなかハードルが高く…。「チャレンジすることが大事!」に続き、「順位はともかく、なにか動くものを作り上げることが大事!」の目標を掲げて進めていくことになりました。
実際に作成したアプリケーションの内容については、リーダーに語ってもらいます!
アプリケーションの作成
はじめまして。グループビジネス推進本部の木村です。今回のハッカソンでリーダーを担当しました。
今回私たちは「あんしん席予約システム」という座席予約のアプリケーションを企画・作成することにしました。
図の座席イメージにあるように、座席マップを表示して上記コンセプトを実現したかったのですが、ServiceNowの勉強を始めたばかり、かつハッカソンまで約1ヶ月という期間内では技術的に実現することができませんでした。
視覚的な部分については自分たちの力でできる範囲で完成させよう!と気持ちを切り替え、リストの中から席を選択して予約をする画面を作成しました。コンセプトの機能面についてはすべて実現することができたのでよかったです。
大変だったこと
7月に配属されたばかりの新入社員ということもあり、わからないことや課題が山積みでした。プロジェクトの進め方や資料の作成方法がわからない、ServiceNowの開発方法の勉強・調査も進めなければいけない、そもそもハッカソンまで時間が足りない!と、振り返ってみるとなかなかハードルが高かったなと思います。
プロジェクトのリーダーとはこんなにもやらなければならないことがあるのかという驚き、そして指摘を受けるたびに反省、を繰り返す毎日でした。
ServiceNowはノーコード・ローコード開発であること、独特の開発手法であることもあり、学生時代の開発経験が通用せず困る場面もたくさん。
そんな中でも、メンバーのみなさんとコミュニケーションを取り、いろいろと教え合い、協力し合うことで、なんとか準備を終えることができました。
ハッカソン潜入レポート
こんにちは。編集メンバーの芦原です。レポート担当としてこっそりと参加していました(開発も少しやりましたよ!)。
会場は赤坂インターシティコンファレンス。リモート参加チームも含め、全部で26チームが参加していました。昨年からServiceNowを導入した会社によるチーム、メンバー全員が新人さんで構成されたチーム、広島大学の学生さんのチームなどさまざま。若手の方が多いのかな?という印象でした。
オンラインでしか顔を合わせたことのなかったServiceNow社のみなさんとも対面でお会いすることができました。
当日はグル(guru)と呼ばれるServiceNow社の開発担当の方々が会場内を回ってくださっており、気軽に質問をすることができるようになっていました。
リーダーもサブリーダーも、自力の調査では難しく実装を諦めた部分についても積極的に質問し、いろいろな知識を持ち帰ることができました。
準備の甲斐もあり開発は順調に進捗。途中でうまく動かない部分があることが発覚するといったハプニングもありましたが、最終的にはアプリケーションを完成させ、無事に提出することができました。
木村リーダー、吉田サブリーダーをはじめみなさんお疲れ様でした!
開発終了後の懇親会では、お酒と軽食を楽しんだ後、各チームのテーブルを回って作成したアプリケーションをいろいろと見せていただくことに。
モバイルメインで作成しているアプリケーション、これ本当にServiceNowで作成されたものなの?!と驚くくらいServiceNowの面影がないアプリケーション、約6時間でここまでのアプリケーションが出来上がるなんて…!と参加チームのみなさんの開発力に驚くばかりでした。
リーダーとサブリーダーもかなり刺激を受けたようで、来年もハッカソンがあればぜひ参加したい!と意気込んでいました。
おわりに
再び木村です。ハッカソンのリーダーを頼まれたときは軽いノリで承諾し、大変な思いをしましたが、後悔はしていません。「チャレンジすることが大事!」精神でハッカソンに挑めました。
今回の経験や反省を活かし、プロジェクトマネジメント力やServiceNowの開発力を高めていき、次回のハッカソンでもぜひリーダーとして参加したいと思っています!!
ServiceNowブログでも当日の様子がレポートされています。
今回は素敵な機会をありがとうございました&メンバーのみなさん、お疲れさまでした!