東洋大学で企業noteのねらいを語る
東洋大学の石田先生からお呼ばれして、どんな目的でBtoB企業がオウンドメディアやSNSを利用しているのかについて、「インテージテクノスフィアの場合はこうだよ!」ということを外部講師としてお話してきました。
2022年3月からnoteとTwitterの運用を開始してちょうど3か月ほど経ったところだったので、私たちとしても初心を思い出し、これまでの歩みを振り返るいい機会となりました。
note運用のことを授業で語り、そのことをまたnote記事にする。
これは自給自足?地産地消?SDGs?
ま、そんなことはどうでもいいですね。
当社note発起人の久保田と、広報担当の池田でお届けします!
石田先生と私たち
そもそもなぜ当社に声がかかったかというと…
東洋大学 経営学部 マーケティング学科の石田先生とインテージテクノスフィアは大変関わりが深いからなのです!!当社の新人研修や全社研修では、「データ解析基礎」の講義を石田先生に担当いただき、一方で先生のゼミのPBL活動では、当社が提供するデータを使ってもらっています。
授業で話してもらえませんか?
そんな折、石田先生より当社 人事担当者宛てにメールが届きました。
人事担当者から私たち(当社note編集チーム)に「やるよね?」という有無を言わせない感じの宣告相談が。
まだ立ち上げたばっかりだったし、私たちが外部で話せることなんて…という不安はありましたが、白羽の矢が立った久保田と池田は「何事もいきなり断らず、まずはやる方向で考えてみる」というブラックバスタイプなので、不安を口にしながらも気持ちはすでに大学キャンパスに向かっていました。
余談1:事前にごあいさつ
ちょうど新入社員研修「データ解析基礎」の講師としてひばりヶ丘本社にいらしていたので、久保田と池田で研修会場に乗り込みごあいさつ。
オンラインでの打ち合わせは実施していたものの、対面でお会いすると内面からにじみ出る空気を感じることができますね!
余談2:学食で腹ごしらえ
この依頼を聞いたとき、無意識のうちに「東洋大学 学食」でググってました。なんと、東洋大学は学食会の王者の称号を得ているようです。
これは行くっきゃない、ということで授業前に学食に行こうと心に決めて当日を迎えました。
東洋大学 白山キャンパスに到着し、石田先生の研究室に向かいます。直前打ち合わせをした後に学食に行こうと考えていましたが、
「12時15分になると学生の大移動が始まるので、いまのうちに行ったほうがいいですよ!」
というご指南。
あいさつもそこそこに、直前打ち合わせを後回しにして、いざ学食へ。
そうそう、学食ってこんな雰囲気ですよねー。社会人になるとなかなか味わえないので、テーマパークに来たような高揚感。
まだ12時15分になっていなかったのに、すでに空席はまばらで注文のための行列がズラーっと。
久保田と池田はパスタセットを注文。
30秒以内に提供されるスピード!
同行していた小林はチキンケバブ丼(照り焼きソース)を注文。
ボリューミーなメニューをガッツリいただきました。
いやー、学食ってすばらしいですね。
いざ、登壇
私たちは遊びに来たのではありません!
ここからが本番です。しっかりと学生のみなさんの期待に応えねば。
前半のパートでは、
BtoB企業は誰とコミュニケーションをする必要があるのか
オウンドメディアやSNSを始める前はどんな状況だったのか
どんなねらいでオウンドメディアやSNSを始めたのか
といったことを包み隠さずお話しました。
学生のみなさんとインタラクティブなやりとりもしたかったので、途中でクイズを出題。
「私たちにとって、フォロワー数を増やすよりうれしいことはなんでしょう?」
学生さんがスマホで入力した回答がどんどん集まってきます。
私たちがうれしいのは、オウンドメディアやSNSを通して企業同士の「つながり」をアピールできることなんです。
後半のパートでは、オウンドメディア・SNS運用のPDCAを回すために、どのような分析をしているかについて生々しくお話しました。
「データに魂を吹き込む」インテージテクノスフィアですからね、ここはしっかりと。
当社のTwitterでは、SnowflakeやTableauに関するツイートをこれまでしてきました。どちらもデータ活用の実現には欠かせないメジャーな製品ではあるのですが、ツイートに対する反応に大きな差があることに気づきました。
インターネット上にSnowflakeはまだ日本語情報が少なく、一方でTableauは情報が豊富にある。このように製品やサービスの浸透度(プロダクトライフサイクル)の段階が違えば、コミュニケーションの効果が異なるのではという考察を説明しました。この話をしていたとき、最前列に座っていた石田先生のリアクションが印象的でした!
最後はQ&Aパート。
オンラインでの授業が長く続き、やっとキャンパスライフが実感できるようになった昨今、せっかくの対面での講義なので学生さんとのリアルコミュニケーションを楽しみたいと、Q&Aパートを設定。事前に石田先生からは「おとなしい学生さんなので質問が出るかな?」と心配の声もありましたが、欲しがり屋の私たちの気持ちが通じたのか、積極的に質問をしてもらえました!その中のひとつをご紹介します。
Q.ブログ(note)は、読んでもらえる時間帯や曜日を分析して決まった時間に公開していますが、Twitter投稿の時間はバラバラですね。何か意図はありますか?
A.noteはターゲット読者の動きを想定して決まった時間に発信をしていますが、Twitterは決まった時間に投稿することの効果はあまり大きくないと捉えています。主に気をつけているのは、投稿の時間帯ですね。当社はフレックスタイム制のため業務時間が後ろ倒しになることもありますが、20時以降にツイートしないように気をつけています。(ブラック企業と思われたくないので)
そして最後になんと石田先生からも質問が!!
Q.池田さんは広報の立場なので、このようなブログやSNSなど頻繁な情報発信には慎重になるのではないか?さらに役員の方々もよくOKしてくれましたね?
A.インテージグループではソーシャルメディアでの炎上リスクなど、グループ会社の広報担当者を集めて危機対策について勉強会などが開催されています。今回も個別にインテージホールディングスの広報担当には相談に乗ってもらいました。特に即発信のTwitter投稿は、広報担当として運用チームに入ってチェックをしています。
オウンドメディアやSNSの立ち上げに対して、役員は歓迎してくれました。「前例のないことは通せない」などとNGを出されることはなく、チャレンジを楽しませてもらっています。
やってよかった!
今回の授業について、石田先生に感想を聞いてみました。
いやー、外部講師として登壇するなんて不安いっぱいでしたがチャレンジしてよかったです。これに限らず、学生のみなさんをいろいろなカタチで応援していきたいですね。
来年もご依頼お待ちしております。2回目はもっとブラッシュアップさせて臨みます!