見出し画像

三兎を追え!温泉×ファスティング×ワーケーション

「あぁ、痩せたい…」

年中この言葉を口にしているにもかかわらず、気づけばおいしいものを口に運んでしまっているDX共創センターの久保田です。

別に悪いことではありません。それで私はしあわせなのです。

とはいえ、健康じゃないと好きなものを食べ続けられないのも避けられない事実。すこしでも改善しようと、数年前から不定期でファスティングを行うようになりました。

今回はワーケーションをしながらファスティングに取り組んできたので、その内容を包み隠さず大公開します。

過去のワーケーション記事はこちらからどうぞ。


ファスティングとは

この何年かでメディアやSNSなどでも目にする機会が多くなってきました。私もテレビ番組が取り上げているのを見て興味を持ったのがきっかけです。

「断食(ファスティング)」とは、一定期間食事を断つことをいいます。
ファスティングは、英語のfast(断食する)が由来となっています。
断食の主な目的は、乱れた食生活によって疲れた内臓を休ませて、身体を正常なリズムに戻すことです。

完全に飲食を断つ方法や飲料は飲める方法など、同じ断食といっても取り組み方はさまざまです。

スギ薬局「断食(ファスティング)の効果はある?取り組み方やリスクについても解説」

「食べる」こと、「消化」という活動には、多大なエネルギーが使われ、消化器官に大きな負荷がかかります。食物中の栄養素を吸収できる形に分解する過程を消化と言いますが、その活動は食物の輸送、酵素による消化、養分の吸収や蓄積、水分の吸収など多岐にわたります。消化にかかる時間は、消化器管や食べ物によって異なります。

私たちがお食事を楽しんだ後、私たちの消化器官は何時間もかけて休むことなく活動しているわけです。「食べる」ことは、身体にとって本当に大変な活動なのです。

ホテル クアビオ「食べることについて」

最初は「食べないから痩せる」と短絡的に捉えていましたが、「内臓を休ませる」ことが重要なのです。

ワーケーション旅程

今回の舞台は群馬県の草津温泉。
自分に甘いことで有名な私が、「仕事をしながらファスティング」なんてツラいだけの環境に身を置くわけがありません。

ファスティングのツラさを、草津の湯とともにゆったりと過ごすぜいたくな時間で埋めようという魂胆です。

土曜: 東京 → 草津温泉
日曜: 終日フリー
月曜: お仕事@ホテル
火曜: お仕事@ホテル
水曜: 草津温泉 → 東京 ※有給休暇取得

滞在したのは「クアビオ」という草津温泉にあるウェルネスリゾートです。

ちなみに、出発前日の金曜の夜は「あぁ、もうしばらくおいしいものを食べることができないんだな…」という思いを抱えて、お気に入りのお店に駆け込んでいました。

あなご!ごぼう!春巻き!

ファスティング期間中に口にするものは…

土曜日にチェックインしてから、食事はジュースが中心です。

美容と健康増進を目的としたクアビオのファスティングプログラム。「水」 のみを摂取する水断食とは異なり、体に必要な栄養をジュースから取り入れながら消化機能を休ませ、脂肪燃焼と体内の老廃物や有害物質を排出させる身体に優しいクレンズ&デトックス法です。

ホテル クアビオ Webサイトより

朝食と昼食は、人参ジュース+酵素ドリンク+三年番茶+梅干し+レモン。夕食はそれに加えて具なしの味噌汁が付きます。

夕食の具なし味噌汁のありがたさときたら…

酵素ドリンク + 草津のお湯で、美容面での回復も狙います。

まずは草津散策

月曜と火曜はホテルに籠って過ごすことになりそうだったので、運動不足回避のために日曜は草津の街を散策することにしました。

前回来た時にはまだ工事中だった「温泉門」が完成していました。足湯が楽しめるようになっています。

温泉門にある足湯

ここから「湯畑」のほうへ向かいます。
ザ・草津という光景ですね。

草津温泉には5回以上来たことがありますが、すべてファスティング目的で来ているため、草津グルメにはまったく縁がありません。

ガイドブックに必ず載っている焼鳥屋さんもただ前を通り過ぎるだけ。

やきとり 静

お昼時はいつも行列のお蕎麦屋さんもただ通り過ぎるだけ。

三國家は蕎麦だけでなく和牛ビストロも

ここを抜けた先にはラスボス「温泉まんじゅうの試食を配るおじさんたち」が待ち受けていますが、それもスルーして散策を続けます。ファスティング中なので。

食べ物ゾーンをやり過ごした後に、白根神社へ向かいます。

いざ運試し!

争わないようにします。

こんなかんじで日曜日はゆっくり過ごしました。

腹が減っても仕事はできる

ファスティングをしながら業務ができるかは人によると思います。私の場合、これまでに何回かファスティングをしていて、「あ、大丈夫だな、いけるな」と確信があったのでワーケーションと掛け合わせました。

朝食後に温泉に入ってから業務を開始します。頭も身体もスッキリとした状態で臨めます。

温泉の写真はホテルWebサイトより拝借

業務はホテルの自室で行いました。仕事に特化した環境ではありませんが、十分です。

本来はリラックスするための空間

空腹状態でも支障をきたすこともなく、いつもと変わらない感覚で業務に取り組めました。

滞在していた2日間は社外会議も少なかったため、ほぼ終日を館内着でリラックスして過ごすことができました。

夜はもちろん温泉。
このホテルにはサウナもあるので、そちらにも毎日入ります。自分に甘いことで有名な私は、ふだんはサウナをあまり利用しないのですが、こちらのホテルでは毎日入ります。

平日の宿泊だからなのか、たまたま男性客が少なかったからなのか、他のお客さんと一緒になることもなくひとりで優雅にサウナを利用できました。

サウナの写真もホテルWebサイトより拝借

夜の時間、ずーっとホテルで過ごすのも変わり映えしなかったので(本当はnote記事にするためのネタがほしかったので)、温泉らくごにも行ってみました。

湯畑の近くにある「熱乃湯」で毎日開演されています。昼間は湯もみショーをやっている場所です。

温泉越しの高座

ふだんは二ツ目がやっているようなのですが、私が行ったときはちょうどスペシャル興行ということで二ツ目と真打の両方を観ることができました。やはり真打はひと味違いますね。

ファスティングはその後が大事

これまではジュース中心の食事でしたが、チェックアウトの日には「補食(回復食)」が提供されます。

締めくくりは、ファスティングを成し遂げた方だけのご馳走、「補食(回復食)」でございます。
吸収力が高まっていますので、良いものだけが体に入るよう、こだわりの食材のみで作りました。
久しぶりのお食事ですので、時間をかけてゆっくりとお召し上がりください。

補食メニュー表より
補食の花いんげん豆がいつもの楽しみ

ファスティングは「補食が肝心」と言われています。たとえ数日ファスティングをしたところで、その後すぐにいつもの食事に戻してしまっては効果が下がってしまいます。

日常に戻るここからが勝負です。
そんな私の前に最初に立ちはだかるのが上里サービスエリア。

魅力的な食べ物ばかり…

磯揚げの誘惑にグッと堪えて、

たこ天、食べたい…

家でお腹が空いたときのために、玉こんにゃくを仕入れます。

群馬といえばこんにゃく(上里SAは埼玉ですが)

サービスエリアのさまざまなグルメの誘惑から逃げ切った私は、こんにゃくを片手に東京に帰ります。補食生活はまだまだ続きますがワーケーションはひとまず完了です。

結果発表!

冒頭で「内臓を休ませる」ことがファスティングの目的と書きましたが、それでも「瘦せたかどうか」は気になってしまいます。

ファスティング期間中、毎日体重を計測しました。増減の推移はこんなかんじでした。

※土曜の夜を基準として
日曜の夜: -1.3kg
月曜の夜: -0.5kg
火曜の夜: -0.4kg
水曜の昼: -0.4kg

見事、2.6kg減です。一過性の減量とはいえうれしいですね。東京に戻ってからも、食事は軽めにして、お酒も1週間は控えました。

が、家に体重計がないので、その後の変化は不明です。

お酒を再開してからは…
ま、無理をするのもよくないですからね!
↑ 自分に甘いので😋

三兎をゲット!

タイトルにもあるように、今回のワーケーションでは、

  1. いつものように業務をこなしながら

  2. 温泉でリフレッシュし

  3. 内臓を休める

という3つのことを一挙に得ることができました。

ファスティングについては、ひとによって合う合わないがあるのでみなさんにおススメできるわけではありませんが、こんな過ごし方もぜひ参考にしてみてください。

次のワーケーションの予定はまだ決まっていないので、アイデアをお持ちでしたらぜひご連絡をください!

この記事が参加している募集