幹部職ママが語る!仕事と家事・育児を両立するための工夫
はじめに
こんにちは!編集メンバーの金山です。
新メンバーの藤平さんと、育児と仕事を頑張るインテージテクノスフィア社員にインタビューしてきました。
今回は、「ママパパスフィア通信」シリーズ初の働くママに着目した記事になります!
ママパパスフィアとは
インテージテクノスフィアで行っている、仕事と育児の両立支援の取り組み「ママパパスフィア」。ママ社員・パパ社員の交流会や、ワークショップ、Tipsの共有などなど、さまざまなアプローチから仕事と育児の両立を応援しています。
今回着目するママ社員
産休と育休
ーー産休と育休はいつ頃取られたのでしょうか?
新原さん:産休は出産の1か月前、育休は出産後1年間取得しました。
ーー取得されてみて、いかがでしたか?
新原さん:産休と育休を取得してみた感想としては、仕事の時間の長さに驚きました。仕事をしているときは、資格の勉強をしようと思いつつ時間の捻出が難しかったのですが、産休に入り3日間ほどかけて過去問を解き、Tableau(BIツール)の資格を取得しました。意外とすぐ取れるんだなと思いました。
他には、仕事以外のことを考える時間があるのも新鮮でした。
育休中は子どもと近所の図書館に通って読みたかった本を読んだり、一緒に散歩をして季節の移り変わりを感じたり、仕事をしているときにできなかったこと、気づいていなかったことに意識を配ることができました。
ーー復帰時にギャップを感じましたか?
新原さん:実働的なところで言うと、「システム用語」がすぐに出てこなくて、復帰直後に戸惑いました。たとえば、子どもとの会話では単純な日本語を使っていたので、システムの話をする際に「あれ、これなんだっけ?」と思うことが多々ありました。育児で使っている脳を切り替えなければと思いました。
ママと仕事
子どもが生まれてからの働き方
ーーお子さんが生まれて、働き方に変化はありましたか?
新原さん:はい、働く時間に制約があるため、タスクマネージメントの仕方が変わりました。以前は、いろいろなことに気を配らなければと思い、タスクを一人で抱え込むことがあったのですが、職場復帰後にその働き方ではタスクが回らないことに気づきました。
現在は「タスクの優先度を明確にする」ことと、「人に頼る」ことを意識的にやっています。私の上司が「ゾーンディフェンス」という言い方をしているのですが、自分しか担当してない範囲を意識して、優先度を考えて着手するようにしています。
ーー私もタスクを抱え込みがちなので、新原さんのタスクマネージメントの手法は勉強になります。「タスクの優先度」と「周りと交渉して進める」というポイントは、子育てしているか否かに関わらず、すべての社員に参考になりますね!
職場の理解
ーー子育てメンバーに対する職場の理解は、どんな感じでしょうか?
新原さん:子育て中のメンバーが多いこともあり、みなさん理解があり、互いにフォローし合いながら進めています。みなさん16時くらいには終業する前提で予定を組んでいるため、日中は予定が詰まっており直前に予定を入れようと思うと、メンバー全員が揃いづらいといったことはありますが、早めにスケジュールを組んでおけば問題ありません。
育児と仕事/家事の両立
育児と仕事の両立
ーー両立するにあたり、その他にはどのような工夫ややりくりをされているのでしょうか?
新原さん:仕事との両立という観点では、夫と仕事の調整をして、できる方が家事育児をするようにしています。
夫も私も出社と在宅の割合がそれぞれ週の半分なので、タイミングが被らないようにして、在宅の方が、子どもの送り迎えや夕食を作るようにしています。出社する場合は、帰宅時間を気にせず仕事に集中するルールにしているのですが、そうすると家が遠いというのもあり、子どもと一緒に過ごす時間が短くなってしまうので、何か起きない限り夕食の時間には間に合うように帰宅しています。
育児と家事の両立
新原さん:育児と家事の両立という観点では、1つ目には、家事の負担を最小限にするために、便利な家電を導入しています。我が家には、全自動洗濯機、食洗器、ルンバ、水拭き用ロボット、SwitchBot(カーテンの開け閉め用)があり、かなり時間の節約になっています。
節約できた時間は、育児や子どもと過ごす時間に充てています。
2つ目には、家事・育児に優先順位をつけて、育児に重きを置いていることかと思います。平日、子どもと過ごす時間は、朝と夜にそれぞれ二時間もないので、できるだけ子どもとコミュニケーションを取るようにしています。たとえば、夫が子どもにご飯を食べさせてくれている間に、自分は掃除をしたりできると思うのですが、なるべく家事をしないようにして、子どもと向き合うようにいます。
ーー育児と家事を同時進行すると効率的かもしれませんが、育児の優先度を上げることで、お子さんとの貴重な時間を確保されてるんですね。
新原さん:3つ目には、家事の一部をイベント化しています。週末になると子どもが朝8時頃に外に出かけたがるのですが、お店はやっていないのと、夏場だと公園に行くのも暑いので、家族でスーパーに行き、一週間分の買い物をして帰るようにしています。子どもは、大人の真似をしたがるところがあるので、スーパーのカゴを持って店内を歩いたり、帰宅後は購入したものを冷蔵庫に入れるのを楽しそうに手伝ってくれます。
ーー買い物をイベントとして昇華するのはすごくいいアイデアですね!
時短勤務を取得しなかった理由
ーー時短勤務(以下、時短)を取得してないとお伺いしたのですが、時短を取るかどうかは考えましたか?
新原さん:時短を取っていない理由はいくつかあるのですが、大きな理由としてはGL(幹部職)の場合は成果主義なので、成果を上げれば時短と同じ勤務時間で仕事することができるので、自分次第で働く時間を調節できると思ったからです。時短になるからといって、幹部職の責任や給料が変わるものではないため、私の場合は取得しないという決断をしました。
その他の理由としては、制度として在宅勤務、フルフレックス、時間単位年休が可能なため、柔軟な働き方が実現できると思ったからです。
例えば、子どもが体調不良で自宅保育となる場合は、早上がりしたり、時間休を取ったりすることで重要なタスクを優先的に対応できています。
ーー時短のメリット・デメリットについて知らなかったので、大変勉強になりました!
メッセージ
ーー最後に、新米ママさんや、子育てを考えている女性社員へメッセージをお願いします!
新原さん:幹部職になってからの出産・育児は、選択肢の一つとしておすすめです!「幹部職はなんだか大変そうだからいろいろ落ち着いた後に目指そう」と思われる方がいるんじゃないかなと思うのですが、さきほど話したように自分次第で働き方を調整できたり、基本給も一般職と比べて高いため、その分、出産手当金や育児休業給付金の受給額も増えるので、実利の面でもメリットが大きいと思います。
ーー貴重なお話どうもありがとうございました!!
おわりに
幹部職かつ時短勤務を利用せず、一体どのように時間をやりくりされているのか気になっていたので、今回仕事と家事育児の両立のお話をお伺いし、自分の時間の使い方を見直すきっかけになりました。
今回の記事を通して、読者の方も何かの気づきやきっかけになりましたら、幸いです!
インテージテクノスフィアでは、仕事と育児の両立を頑張っている、これから頑張ろうと考えている方々を応援しています!
「ママパパスフィア通信」、次回もどうぞお楽しみに!