デー太くんと学ぶ #01「販売/購買データ分析システムとパネルデータ」
ここは株式会社インテージテクノスフィアの一部署、「販売/購買データ分析システム」の開発・運用を担っているリサーチシステム部。
そこへ新たに配属されることとなった期待の⁉若手、デー太くん!
新天地で彼を待ち受ける「販売/購買データ分析システム」とは一体…。
こんにちは。編集メンバーの濱咲です。
新シリーズ「デー太くんと学ぶ」が始まります!
マーケティング活動に必須である"パネルデータ"や、インテージグループとしても長く歴史のある”販売/購買データ分析システム”に関して、デー太くんと一緒に、楽しく学んでいきましょう!
好奇心旺盛なデー太くんと頼れる先輩の掛け合いもどうぞお楽しみに。
はじめに
デー太くん:ということで始まりました、新シリーズ「デー太くんと学ぶ」です!
このシリーズでは、みなさんに「販売/購買データ分析システム」のすごいところをたくさんご紹介していきたいと思います!
担当するのはもちろんこの私、期待の‼若手、デー太です。
ただ、配属されたばかりで、まだまだ分からないことも多いんですよね。
???:どうやら困ってるようだね~。
デー太くん:この声は!
困ってる後輩を見かけるとほっとけないと有名な羽留(はねる)先輩!
羽留先輩:いや~、今日も困っている後輩を見つけてしまったよ〜。
分からないことが多くて困っているなら、私が教えてあげようじゃないか!
デー太くん:いいんですか⁉︎ よろしくお願いします!
羽留先輩:先輩に任せなさい!
このシリーズ、今回が初回ということだし、まずは私たちが作っている販売/購買データ分析システムがどんなものかについて、ざっくりと説明していこうか。
このシステムにはいろんな技術が詰め込まれていて、すごいところはたくさんあるんだけど、その辺りのお話はまた次回以降にしていくから楽しみにしてて!
それと、毎回最後に話のまとめをしていくから、ポイントを見返したいときや時間がないときはそこも活用してみてね。
それじゃあ、さっそく教えていくよ~!
販売/購買データ分析システムってどんなもの?
羽留先輩:まずは、販売/購買データ分析システムがどんなシステムなのか説明していきたいんだけど、その前に、デー太くんは「パネルデータ」ということばを知ってるかな?
デー太くん:名前を聞いたことくらいなら…。
羽留先輩:まあ普段の生活で出てくることばではないからね。
でも、販売/購買データ分析システムを語る上では欠かせない重要なことだから、この機会にしっかり覚えておこうね。
まずは、販売/購買データ分析システムで扱っている「パネルデータ」というものについて説明していこう。
パネルデータって何?
羽留先輩:パネルデータというのは、同じ対象に対して継続的に同じ内容について調査(記録)したデータのことだよ!
別の言い方をすると、ある事柄についてのこれまでの記録、といった感じかな。
特に「同じ対象」「同じ内容」「継続的に」というところがポイントで、
継続的にデータを取っているから、時系列に沿った分析や時間経過に伴う変化を調べるのに適したデータだね。
例えば、身近なものだと月々の電気代みたいなものもパネルデータの一種と捉えることができるよ。
パネルデータで何ができるの?
羽留先輩:試しに、デー太くんの去年1年間分の電気代をグラフにしてみようか!
デー太くん:僕の去年の電気代はこんな感じでした。
デー太くん:同じような生活をしているつもりでも、月々の電気代は結構違うものなんですね。
羽留先輩:そうだね~、なんでだと思う?
デー太くん:夏や冬は冷房や暖房でエアコンを多く使うからですかね。
羽留先輩:その可能性は十分にあるね。
じゃあ電気代を抑えるためにはどんなことが出来そうかな?
デー太くん:冬の電気代が特に高いので、冬は部屋でも暖かい格好をしてエアコンをあまり使わないようにする、とかですかね?
羽留先輩:そうだね、いいと思う。
ところで、デー太くんが今やったことを振り返ると、
・事実から(夏や冬は電気代が高い)
・特徴を見つけて(電気代が高い時期はエアコンを多く使う)
・仮説を立てる(冬に部屋で暖かい恰好をすれば電気代を下げられる)
ということをしたよね。
これと同じことが、実はビジネスの世界でも頻繁に行われているんだ!
例えば、毎年この時期によく売れる飲み物(事実)には、こういう味のものが多い(特徴)ので、この味の新商品を販売すれば売り上げが伸びそうだ(仮説)、といった感じで、企業のマーケティング活動でも基本的な考え方は一緒なんだよ。
そして、こういった企業のマーケティング活動を支えているのが、私たちが作っている販売/購買データ分析システムなんだよ!
販売/購買データ分析システムの役割とすごいところ!
デー太くん:ついに出てきましたね、このシリーズの主役、「販売/購買データ分析システム」!
羽留先輩:満を持しての登場だね!
実際にやってみて分かったと思うんだけど、マーケティング活動では「事実(調査結果や記録)」=「データ」を元に考えていくことが重要なんだよ。
そして、そのデータの1つがパネルデータなんだ。
だけど、実際にはそのデータはどこにあると思う?
デー太くん:難しい質問ですね…。
改めて考えてみると、なんでもかんでもデータな気がします。
羽留先輩:そう!実はデータはどこにでもあるんだよ!
販売/購買データ分析システムで扱っているパネルデータは、その名の通り、販売と購買についてのもの。
例えば、デー太くんがお店でものを買ったら、「お店の販売データ」と「デー太くんの購買データ」ができるよね。私がお買い物をしても、「お店の販売データ」と「羽留の購買データ」ができる。
こんな風に、データは至る所で無数に生まれていくんだよ。
だけど、そのデータたちはそのままでは使うことが難しくて、データを上手に使うためには、集める・整える・分析する・見せる、といった作業が必要なんだ。
「デー太くんの購買データ」だけをポンっと渡されても、デー太くんはこれが好きなんだ~くらいは分かるかもしれないけど、それ以上のことは難しそうで困っちゃうよね。
デー太くん:じゃあその、集める・整える・分析する・見せる、をするためのシステムが販売/購買データ分析システムなんですね!
羽留先輩:鋭いね!
販売/購買データ分析システムは、企業がマーケティング活動を行う上でほしい機能を詰め込んだすごいシステムなんだよ!
集める:日本中の、モニターと呼ばれる協力者の方々や協力店舗からデータを提供してもらう
整える:それらのデータを内容ごとに整えて分析に使いやすい形にデータを加工する
分析する:このシステムの中でさまざまな方法での分析ができる
見せる:最終的な見やすいグラフや数表まで作成できる
もしそれぞれの企業が独自でこれだけのことをしようと思うと、それだけでかなりの労力になっちゃうよね。
だからこそ、そこを一手に引き受けているのが、私たちインテージテクノスフィアのシステムなんだよ!
数字で見てみるともっとすごさが分かるんだけど、2023年6月現在、国内でのモニターは50,000人以上、協力店舗は6,000店舗以上から販売/購買データを集めているんだ!
デー太くん:そんなにたくさんですか!
しかもそれが毎日のように入ってくるということですよね。管理していくだけでも大変そうです。
でも、それだけのデータがあればいろいろなことが分かりそうですね!
羽留先輩:そうだね、実際利用されている幅はとても広くて、さまざまな業界の企業で利用されているよ。
導入企業数は400社以上、ユーザー数にすると60,000人以上もの人たちに利用されているんだ!
そして、その実績が認められて、インテージグループはマーケティング業界でのポジションが堂々のアジア第1位(※)とされているんだよ!
※「ESOMAR Global Market Research Report 2022」 ESOMAR's Global Top-50 Insights Companiesに基づく(インテージグループ連結の売上高ベース)
デー太くん:日本一どころかアジアで第1位ですか?すごいですね!
羽留先輩:そうなんだよ~!すごいんだよ〜!(ドヤッ)
だけど、これだけ大きなシステムともなると、作るのも維持するのも大変なんだ。
デー太くん:そこで冒頭に言っていた「いろんなすごい技術」が登場するんですね!
羽留先輩:その通り!
ただ、長くなっちゃうから今日はここまでにしておこうか。
続きはまた次回!
デー太くん:とても勉強になりました!ありがとうございました。
今日の”ここがすごい!!”
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