お互いを知ることで組織パフォーマンス向上!新組織でチームビルディングとビジョン言語化を実施
このところ、組織の「水質」について思いを巡らせています。
事業シナジーセンターの久保田です。「事業シナジーセンター」は7月にできた新組織であり、6月まで存在した「DX共創センター」の流れを汲み、データ統合基盤・データ活用・動画解析の事業領域を主に担当しています。
メンバー構成としては、DX共創センターからの継続メンバーが4割未満、それ以外は他組織からの異動メンバーです。そのため、まずはお互いを知ること、この組織でめざすことなど、いわゆるチームビルディングが必要です。
そこで、DX共創センターでも実施したPotage社の「EQPI®チームビルディングプログラム」を新組織でも実施することにしました。この記事では、プログラムの概要と、参加したメンバーの感想をお伝えします。
どんなプログラムにするか
組織が変わったということは、その組織のミッションも変わっています。どんなチームビルディングをするといまの私たちの組織にとって効果的なのか、Potage社の河原さんに相談することにしました。
事業シナジーセンターのミッション、グループ構成、メンバーのバックグラウンド、顕在化している組織課題などを河原さんにお伝えし、いまの私たちの組織ではまずなにをすべきかを検討いただきました。
その結果、今回はチームビルディングプログラムの4時間の枠で、前半は「自己理解・他者理解」を、後半は「自分のビジョンの言語化」をテーマにワークを実施することになりました。
前半ワーク:おたがいの凸凹を理解する
「自己理解・他者理解」は前回実施した内容と同じですが、6割以上が初めて参加するメンバーなので、チームビルディングとしては効果的でした。
ワークの内容は前回実施の記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。
このワークでは、ペアとなって自己分析の内容を相手に共有し、共有された側の人はその内容をもとに「○○さんをひとことで言うとXXXのような人ですね」とキャッチコピーをつけてあげます。
実際に今回生まれたキャッチコピーをいくつか紹介します。
自己分析の内容を聞くと、「うん、納得!」という部分と「え、意外だね!」という部分が出てきて、一気に距離が縮まった空気感になりました。
後半:自分のビジョンを言語化する
後半は前回やったものとは異なり、自分のビジョンを言語化し共有するというワークです。事前相談の際に伝えた組織課題をもとに、河原さんが「自律分散」をキーワードとしてプログラムをカスタマイズしてくれました。
いきなり「自分のビジョン」と言われても、考え込んでしまいます。そのため、段階を追って言語化に取り組みます。
まずは自分の軸である「価値観」についてのワークを行いました。価値観を表す言葉の一覧から、自分が大事だと感じる言葉を5個選んで、それが自分の働き方にどのように表れているかを紐解いていきます。
以下のように、異なる価値観のメンバーがこの組織に集まっていることがわかります。
次に、「ちょっと大きめの夢(仮)」を言語化します。3年後くらいに実現したい夢を、思いつきレベルでもよいので発想します。
この「ちょっと大きめの夢(仮)」をタネとしてビジョンの言語化に取り組みます。
「ちょっと大きめの夢(仮)」の段階では「ふーん」、「へぇ」といった印象でしたが、3倍 → 10倍としていくと「おもしろそう!」、「応援したい!」といった印象に変わってきました。
フォロー:個別セッション
今回のチームビルディングプログラムに臨む前に、メンバーはEQPI®検査をWebで受検しました。
Potage社は、希望者を対象にこの検査結果をもとに個人セッションを提供しています。
今回、私もこの個人セッションをお願いしました。
私自身の課題、組織運営における課題などをまずお伝えし、EQPI®分析結果と照らし合わせながら、その課題の裏にある行動の傾向などを解説していただきました。
また、そこからどのように行動を変えていくとそういった課題を乗り越えやすくなるかなどといった、「これからの変化の方向性」についても会話ができるので、「じゃあ次はこうやってみよう」という気持ちが湧いてきます。
参加したメンバーの感想
プログラム後にメンバーから感想をもらったので、いくつか紹介します。
次に考えていること
今回のチームビルディングプログラム開催は、この組織のミッション達成のために、どのように「組織づくり」と「個人成長」に取り組んでいくかを考え始めることを目的としていました。
前半で実施したチームビルディングにより、自己理解・他者理解がすこし進みました。メンバー同士でそれぞれの特性を理解したうえでのコミュニケーション・共創につなげていければと考えています。
また、後半では個人にビジョンが言語化され共有されました。次のステップとしては、組織のビジョンに対してどのように個人のビジョンを紐づけることができるかを考えたいです。これが紐づくことによって、仕事が「自分が実現したいこと」とつながり、パフォーマンスがより一層発揮されることを期待しています。