「知っている」から「触ったことがある」へ!TROCCOハンズオン開催レポート
こういう文章だったんですね。はじめて知りました。
「思いついたら、とりあえずやっちゃおう」で動くことが多い、事業シナジーセンターの久保田です。
そういえば、数年前にワクワクPython勉強会を企画したときも、じっくり腰を据えて取り組むよりも、「ひと通りやったことがあると言えるようになること」を目的としていました。百聞は一見に如かず、です。
今回はそんな想いで企画したTROCCOハンズオンの様子を紹介します。
ハンズオンの企画から運営まで、primeNumber社の塚本さんと武内さんにも多大なるご協力をいただきました。この場でもあらためて感謝申し上げます!
primeNumber社と私たち
インテージテクノスフィアは、データ活用を実現するために、データ基盤の構築やBIツールの導入をお客さまとともに推進しています。
「Snowflake」、「Databricks」、「AWS」、「Tableau」、「TROCCO」といった製品・サービスのパートナーとしても活動しています。今回のハンズオンの対象である「TROCCO」を提供しているのが、primeNumber社です。
詳細は以下のスライド資料よりどうぞ!
2024年5月にはデータカタログサービス「COMETA」がリリースされ、こちらのサービスの成長にも注目しています!
ちなみに、primeNumber社のビジョンは、
インテージテクノスフィアのビジョンは、
なんだか繋がってますよね。シナジーが生まれそうなニオイがプンプンしています!
ハンズオン企画の背景
さて、私が所属する事業シナジーセンターでは上述の製品・サービスパートナーと連携して、みなさんのデータ活用実現を推進していますが、パートナーとしてうまく成果を出せているケースの共通項が見えてきました。
それは、自分たちがユーザーとしてその製品・サービスを使い倒して、そのファンとなり、身をもって体験した価値を他の人に伝えていくというアプローチです。Snowflakeでもそうでしたし、Tableauでもそうでした。
TROCCOのパートナーになったのは、他の製品・サービスに比べるとまだ日が浅く、社内でも実際にTROCCOに触ったことがある人は限定的でした。
そこでまず、2024年2月に社内でTROCCO勉強会を開催し、primeNumber塚本さんをお招きして、ETL・EAI製品やTROCCOというサービスはどんなものかといった概要を説明していただきました。
ですが、これはあくまでも座学です。「一聞」です。この勉強会のあと、座学によって得た基礎知識を、自分の目であらためて捉えてもらわないとその製品・サービスを利用する価値は腹落ちしないだろうと考え始めました。ましてや、「学習コストの低さ」が特徴のひとつであるTROCCOであれば、なおさら触ってもらったほうがいいだろうと。
「思いついたら、とりあえずやっちゃおう」が発動し、バババッと企画案を作成して、社内外の頼りになる人たちにぶつけてみました。
頼りになる人たちの賛同や協力を得て、ハンズオン開催の運びとなりました。
ハンズオンの概要
TROCCOは「データ基盤の総合支援サービス」であり、さまざまな機能がありますが、今回のハンズオンでは以下のコア機能をシナリオに沿ってひと通り触る構成にしました。
データ転送
データマート作成
ワークフロー(ジョブ管理)
せっかく私たちはSnowflakeとTableauのパートナーでもあるので、それらを活用したシステムアーキテクチャを想定しました。
本当はデータ連携元もデータベースなどにしたかったのですが、そこまでは用意しきれず…
データ転送
今回のハンズオン企画でいちばん悩んだのは、データとしてなにを扱うかです。実際の業務での活用をイメージしてもらうには、データベースやファイルストレージからのデータ取得にしたかったのですが、セキュリティポリシーや環境準備のリードタイムなどを考慮して、今回はオープンデータを利用することにしました。
NHK番組表API をデータ連携元として、TROCCOのHTTP・HTTPSコネクタを用いて、転送先のSnowflakeにデータを配置します。
データマート作成
データ転送により取得したデータはJSON形式なので、BIツールなどで集計分析しやすいように、DWH上で加工をしておきます。その時に使うのが、TROCCOのデータマート作成機能です。
データ転送で取り込んだデータがSnowflakeのテーブルとして存在するので、そのテーブル内のデータに対して加工処理をSQLで記述します。こうすると、加工後のデータを保持するテーブルが作成されます。
ワークフロー(ジョブ管理)
データ転送やデータマート作成で作成したひとつずつの処理をつなげて、1つのまとまった処理のかたまりにするのがワークフローの機能です。
このワークフローをスケジュール設定しておくことで、たとえば毎日9時に実行してね、といったことが実現できます。
ハンズオン参加者の声
ハンズオンに参加した当社メンバーからはTROCCOに対してこんな声が挙がりました。
ハンズオン企画社側の感想として、サービス・製品に触れた感想として、「感動」とか「好き」とかエモーショナルな表現をしてくれる人たちってステキだなって強く思います。こういった人たちに参加いただけて大満足です!
ここから一気に加速!
ハンズオンを終えてひと息ついてしまいましたが、まだまだ「一見」の人たちを増やしただけです。次は自分たちでゴリゴリ活用していくフェーズです。
"ゴリ活フェーズ" についても、すでに「思いついたら、とりあえずやっちゃおう」で動き出しているので、近いうちになにかまたご報告できるはずです!