KBPT #1 若手社員が部長に仕事の極意を聞いてみた!
こんにちは。編集メンバーの藤平です。
新シリーズ「しゃべり場Presents KBPT~Know Bosses Power Team~」が始まります!
記念すべき第1回は、商品マスタービジネス推進部の取り組み「KBPT」の開催に至った経緯から、本題のインタビュー内容までどどんとご紹介いただきます。
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はじめに
みなさんこんにちは!
2024年4月に入社し、今年度から商品マスタービジネス推進部に配属された和田です。もはや新入社員とは言えないぐらい日が経っているのですが、まだギリギリ次の世代が入社していないので、新入社員と言い張っていきたいと思います(笑)
それはさておき、私が所属する商品マスタービジネス推進部の新企画についてお伝えしていきます。
題して
「しゃべり場Presents KBPT~Know Bosses Power Team~」
みなさんには聞き馴染みのない単語もあると思うので、まずは企画の背景についてご説明します。
しゃべり場&KBPTってなんだ?
商品マスタービジネス推進部では「しゃべり場」という、若手社員が集まって自由にお話しする会が週1回開催されています。
ここでは普段の業務でわからないことや、プライベートの近況、駅前の美味しいお店の情報、福利厚生についての豆知識等…自由な議題を通じ、グループの垣根を飛び越えて若手社員間での交流を行っています。
私たちの部署ではグループを越えての交流があまり活発でない状態(聞くところによると、コロナで段々と消滅したとか…)なので、この「しゃべり場」は新入社員の私にとっては、いろいろな先輩方と交流できるという意味で非常にありがたい場所でした。
そして、この「しゃべり場」の活動の中でとあるメンバーが
「若手同士で話すことはあるけど、普段直属の上司以外と話す機会ってほとんどないよね?」
と気づき、その視点から、インテージグループで全社的に行われている人気企画をもろパク…リスペクトを持って企画・提案したものが、この記事の本題である
「しゃべり場Presents KBPT~Know Bosses Power Team~」
ということになります。
KBPTは、商品マスタービジネス推進部の幹部職の方々を「しゃべり場」に招いて経歴や仕事での楽しかったことや大変だったことをざっくばらんに話してもらい、若手社員との交流の場を作っています。
まさに「知ることが力になる」ですよね~。
今回の記事では、その記念すべき第1回目の開催の概要と若手メンバーの感想会の様子をお伝えしたいと思います!ぜひ最後までお付き合いください!
第1回KBPT参加メンバー紹介
※プライバシー保護の観点から個人名を各自の好きな食べ物に置き換えています。
若手社員が部長にインタビュー!?一周回って知らないコト聞いてみた!
ホタルイカ:みなさんお集まりいただきありがとうございます!しゃべり場は2021年から続いているんですけど、今回はじめてゲストをお呼びして開催します。いつもとは違いますが、リラックスしてお話できたらと思います。よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします。
ホタルイカ:アメリカンドッグさんは普段若手社員と話す場ってありますか?
アメリカンドッグ:キャリア面談の時ぐらいだよね?プライベートのことを話す場はないかもしれない。
ホタルイカ:そうですよね。私たちもあまりアメリカンドッグさんのこと知らないなということで、最初に簡単な経歴についてお聞きしたいと思います。
アメリカンドッグ:はい。出身は埼玉県で、東京の大学を卒業後、最初に食品メーカーの会社に就職して、営業をやったり商品開発をやったりまた営業をやったりしてました。でもやっぱり営業の仕事だと子育ての時間が取りにくいので、奥さんの実家がある長野で自分のペースで働きたいと思い、この会社に転職しました。
フライドポテト:商品開発!なんかすごそうですね。
アメリカンドッグ:華やかに見えるでしょ(笑)でも商品開発って結構大変で。食品の商品開発だったんだけど、朝からその商品を食べるのよ。なぜ朝からかというと朝の舌が一番敏感だから。
ホタルイカ:え、そうなんですか!?
アメリカンドッグ:そうそう。でも営業を何年もやってから商品開発に異動したから、いきなり商品を5種類ぐらい渡されて、全員で「なんか甘さがトップにこないよね?」とか「後ろだよね?前だよね?」とか不思議なことを言いあっている中で、俺はその違いがよくわからないんですけど…という状態でした。
一同:(笑)
アメリカンドッグ:あと千本ノックと言って、翌日までに商品名1000個考えてこなきゃいけないという、かなりスパルタな業務もあったね。そういった経験を経て、また営業に戻らせてもらいました。
茶碗蒸し:それはしびれますね。
ラーメン:今の会社に入ってからはどういった業務を担当されてきたんですか?
アメリカンドッグ:今の会社に入ってからは、商品マスター一筋というか商品マスターにずっと携わっていて、まず入ったときはアルコール飲料の分類の運用担当でスタートしたんです。だけど数か月後に、東京の事業所で運用していた業務を長野事業所にて運用することになり、担当業務と並行してそれを一人で引き継いできてと言われて(笑)
ホタルイカ:えー、一人で!
アメリカンドッグ:それで隔週で東京に通って運用の手順を確認したり、手順書を整理したり、また委託先のお客さまのところへ行って移管の計画や進捗を報告したりしながら、どうにか長野事業所に業務を移管したというのが入社して1年目に経験したことです。移管後はその業務を1年ほど専任で担当していました。
その次の年には幹部職になって、3年くらいはマネージャーをやりながら運用業務も担当する、いわばプレイングマネージャー的な役割をしていましたね。それ以降はマネジメントがメインとなり、幹部職歴4年目で部長になって今に至ります。
ラーメン:運用業務も担当されてたんですね。マネージャーとの兼任は考えられないくらい忙しそうですね…。
ホタルイカ:アメリカンドッグさんは早めに幹部職になられたと思いますが、そういう時って「よしやってやるぞ!」という気持ちなのか、それともプレッシャーを感じていたのか…どんな心境でしたか?
アメリカンドッグ:部長になった時が特にプレッシャーが大きかったかなぁ。インテージテクノスフィアとして新しく発足したタイミングと重なりいろいろな事が未確定の中で、計画立てます、計数予測します、経営報告資料作成しますって。何をするにしてもはじめてのことだらけでどうすればいいんだろう?みたいなことはやっぱりあったね。
茶碗蒸し:そういった「新しいことへの取り組み」を通じて得た教訓というか、教えみたいなものはありますか?
アメリカンドッグ:そうだねぇ。やっぱり新しい役割になって、今までやってないことを新しくやる時って大変だよね。でもそれを乗り越えてみると、自分の耐性や、メンバーとのコミュニケーションの取り方とか、今まで意識しなかったことを考えるようになって、新しいことへ取り組んできた経験が活きてきているかな。
あとは、キャリアの部分だよね。業務だけがキャリアだと思う人が多いと思うんだけど、多分業務での経験だけがキャリアになるのではなくて、プライベートでの経験も含めて自分のキャリアだと思うんだよね。友達付き合いだとか結婚だとかプライベートでもいろんな新しい経験をするのが多分仕事にも活きてくるので。そういう意味では職務経歴がどうだっていうところは関係なくて、どんな経験をして、それを自分がどう振り返れたかが重要なところかなと。
フライドポテト:プライベートもキャリア…考えたことなかったです。
ホタルイカ:すごくいろいろな経験されてると思いますが、今までの社会人生活で一番辛かった出来事って何がありますか?
アメリカンドッグ:辛かった出来事…昔勤めていた会社で不祥事があって、そのトラブル対応をしたときかな。その不祥事で世間から後ろ指さされるような雰囲気があって、どうにか立て直したいという熱い気持ちも持ってはいたんだけど…。やっぱり当時自分のいた会社がすごく好きだったので「みんなが敵」みたいな状況になっていることはとても辛かったね。でも、そんな状況でも世の中には優しい人もいて、お詫びに行ったら「お詫びはいいからお茶飲んでけ」って逆に励まされたりとか。
ホタルイカ:優しい…。
アメリカンドッグ:涙出るよね。まぁそういう出来事があったりして、当時はいろいろ辛かったけど、今思えばその経験はプラスになっているよなと。なので、その瞬間は大変で辛いことも、後から振り返ってみれば良い経験だったなと今では思ってます。
みなさんも何か辛い出来事があったとしても「止まない雨は無い」じゃないけど、その辛さが365日ずっと続くというわけじゃないので。体を壊さない程度に耐えて乗り越えると、次同じような出来事があっても逆に筋肉がついて辛くなくなるんじゃないかな。
餃子:筋肉がつく…すごくいい考えで参考になりますね。
アメリカンドッグ:何事もはじめての時は辛いけどね(笑)でも、いろんなことを経験して、比較対象があるとだんだんと辛く感じなくなるし、その経験値を後輩や部下と共有することで、全体のスキルアップにつなげられるところもあるかな。
そういう意味では若手のみなさんにもいろんなことに手を出してもらって、新しい企画とか提案をやりたい!と思ってもらいたいなと思います。
トンカツ:若手社員に期待することはどんなことですか?
アメリカンドッグ:やっぱり10~20年後の組織を担っていくのは、若手のみなさんだと思うので、今行っている業務で「今のままじゃダメだよな」とか「こうした方がいいんじゃないか」みたいなことがあれば、言葉にして伝えて欲しいなと思いますね。自分の気持ちは、思っているほど相手に伝わらないことが多いので、上司や同僚に察してもらうのを期待するよりも、自分の言葉でしっかり伝えることを意識してほしいかな。その方が誤解もなく伝わるしね。
あとは、自分が主体となって「業務や会社をこうしていきたい」と未来を考える習慣をつけて欲しいです。そういう考えがないと、今の業務や会社が若手のみなさんにとって良い環境になっていかないと思うし、自分が納得していないまま仕事を続けて、その先にある未来の職場が本当に良いのか疑問に思うので。
トンカツ:確かに…思っているだけじゃ伝わらないですよね。言葉にすることを意識していきたいですね。
アメリカンドッグ:老婆心ながらのアドバイスですが、みなさんの役に立つことを願ってます。
ホタルイカ:それでは、アメリカンドッグさんに社会人としての経歴や仕事の極意についていろいろとお話を伺えたので、これにて第1回KBPTを終えたいと思います。アメリカンドッグさん今日は本当にありがとうございました!
アメリカンドッグ・一同:ありがとうございました。
今回お招きしたアメリカンドッグさんの商品マスター業務について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!
KBPT感想会
フライドポテト:みなさん、アメリカンドッグさんのお話を聞いてどうでしたか?
餃子:私は辛い経験からどうやって立ち直るのかの部分で、「筋肉をつける」という考え方は個人的にすごく刺さってとてもいいなと思いました。
トンカツ:辛いことや、新しいことも挑戦して筋肉をつければ「次は楽になるよ」みたいな感じでしたよね。
ホタルイカ:今回のKBPTもそうだけど、若手側から新しい企画をもっと提案していけるといいよね。
ラーメン:部署に入ったばかりの時は業務のやり方や効率に疑問を持っていても、慣れてくると段々とそういう疑問を忘れてしまうっていうのを身をもって経験しつつあるから、若手の新鮮な視点は大事にしていきたいなと思ったよね。
あとはそういう新鮮な視点の発信が、自分たちの居心地のいい環境をどうつくっていくかという話にも繋がっていくんじゃないかな。
フライドポテト:でも入ったばかりで、「これを改善したい」という意見があっても、自分だったら生意気だと思われたくなくて言えないなぁとも思いましたね。
茶碗蒸し:まぁ確かに上から求められていても、若手がどんどん発信するのは難しい部分もあるよね。先輩方が築き上げてきたものもあるし。
ラーメン:そこはオブラートに包みつつ、アメリカンドッグさんも言っていたように、誤解がないように伝えられればいいんじゃないかな。
トンカツ:そうですね。やっぱり自分の言葉で伝えていくってことは大事なことですよね。言わないと伝わらないことの方が多いですし。
ラーメン:チャットの時代で、喜怒哀楽も分かりにくいしね。だからもっと若手からコミュニケーションを取っていくアクションが必要なのかもしれない。
おわりに
再び商品マスターの和田です。第1回KBPTいかがでしたでしょうか?
普段同じフロアで仕事をしていても、上司の経歴や価値観については知らないことの方が多いですよね。でも自分たちが知らないだけで、身近にいる上司の方々はすごい経歴や素敵な価値観を持っているかもしれません。
今回のKBPTを経験して、我々若手は知ってもらうばかりではなく、周囲の上司や同僚についてもっと知るための行動を起こしていくことが重要なのだと感じました。
みなさんもぜひ、改めて上司の方とじっくりお話する機会を増やしてみてはいかがでしょうか?