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波照間島で南十字星を見るワーケーション

2月に、ワーケーション制度を利用して沖縄県の波照間島で働いてきました。その時の様子を、データビジネステクノロジー本部の高橋がお届けします。
また、今回は長期休暇と組み合わせて八重山諸島近辺に2週間強滞在しましたので、そのあたりもお伝えできればと思います。


なぜ波照間島?

当社は1年に1回、”リフレッシュ休暇”という名前で、連続9日間以上の長期休暇をとろう、という制度があります。しかし、2023年の夏秋冬は本当に業務が忙しい日々だったため、私は2月にリフレッシュ休暇をとることにしました。

当社の久保田さんのワーケーションの過去記事に刺激され、ワーケーションとリフレッシュ休暇をセットで取得することは早々に決めていましたが、行き先がなかなか決まりません。そもそも寒いのが大の苦手な私にとって、2月は旅行をするシーズンではないのです。

そんな時に思い出したのが、以前4月に行った沖縄県の波照間島で見たきれいな星空でした。その時は星の知識が皆無な状態で知らなかったのですが、実は冬から春にかけて、南十字星という日本では珍しい星座が見られるとか。

当社のワーケーション中は基本的に日中は仕事なので、夜に観光できる場所の方がより楽しいだろうなと考え、「3日間のワーケーションは波照間島で行い、リフレッシュ休暇中は近辺の島めぐり」というプランにすることにしました。

あと、以前のnoteのワーケーション記事でひがし北海道をご紹介したので、今回は南にしておいた方がnote記事のネタになりやすいだろうな、という下心も若干ありました。久保田さん以外のワーケーション記事も増やしたい!

ちなみに、特に触れていませんでしたが、波照間島は沖縄県西部にある、日本最南端の有人島です。周囲15kmくらいの小さな島です。ぜひGoogle Mapsで位置を確認してみてください。

事前に気をつけたこと

波照間島への主な交通手段は、石垣島から出ている1日3便の高速船ですが、外海を通るので波の影響を受けやすく、稀に欠航することがあります。(夏は台風、冬は北風の影響らしい)
3便全滅する率は2018~2023年の6年間計で10%を切っています(季節別では夏が高く冬は低い)が、なにせ仕事なので仕事ができない状態になるわけにはいきません。
そこで、以下のような備えをしておきました。

  • ワーケーション前後2日間は石垣島にいる予定にし、風の予測を見つつ欠航しそうなら早めの移動に切り替える

  • 他の交通手段である貨客船・飛行機の時刻および利用方法を下調べしておく(どちらも基本週3便かつ席数が少ないので過度な期待は禁物)

  • 石垣島での緊急ワーケーション場所を下調べしておく(ホテルでもいいですし、コワーキングスペースもいくつかあります)

波照間島へ

ワーケーション開始日の前日。
石垣港から通常運航の高速船に約1時間半乗り、夕方に波照間島に到着しました。宿に到着後、日没までの間に宿のレンタサイクルで軽く島を一周。道路のマンホールを見て、「ああ、波照間島に来たんだな」と実感がわきます。最後に浜シタン群落から見た夕日が(雲に邪魔されたけれど)きれいでした。

インパクトあるマンホール
島の多くを占めるサトウキビ畑。今年の出来はいいらしい
別日の昼に撮った島の製糖工場。2月は繁忙期で24時間稼働とのこと
ここには来ておかないと
島ではヤギをよく見かける
浜シタン群落から見た夕日。雲間から漏れる光が印象的

夕食後は、宿の屋上から星空の撮影に挑戦。到着日が三日月で以降だんだん月が明るくなる予定だったので、空が暗いこの日のうちに撮ってしまいたかったのです。集落の中の宿とはいえ、そもそも明かりが少ないので屋上からでも十分星空観察できます。
星空はやはり非常に美しかったです。気がつけば1時間は見ていました。

冬の大三角形とオリオン座

ただ、生まれて初めてデジカメに触れた私が撮影するとこんな感じ。う~ん、慣れている人に撮ってもらいたい。
南十字星は宿の屋上からでは条件的に無理だったので別日になんとかすることに。

波照間島の始業前

宿の朝食が7時なので、必然的にそこに合わせて起床することになります。毎日9時始業で申請していたため、始業までの間はレンタサイクルで島をぶらぶらポタリングしていました。日本最南端の碑で日の出待ちをしてみたり、誰もいないニシ浜(波照間島の美しい海岸)を独り占めしてみたり、大型風車を見に行ってみたり。

日本最南端之碑をバックにした朝日
早朝のニシ浜
可倒式風力発電設備
帰りに見かけた子ヤギのつぶらな瞳

ちなみに業務は宿の自室で行いました。ちょこっとトラブルもありましたが、おおむね問題なく進められました。

波照間島の昼休み

冬で観光シーズンではないからか、もともと少ない飲食店の大半が臨時休業していました。こんな時は発想を変えて、ビーチでパンでも食べることにしましょう。
ということで、とある日の昼休み、石垣島で仕入れておいたゲンキみるくの食パン(石垣島で慣れ親しまれているご当地乳業「八重山ゲンキ乳業」を使った食パン)などを持ってニシ浜へ。海岸のあずまやでびっくりするくらい美しい海を見ながらランチを済ませました。ゆったりと流れていく時間が貴重でした。

早朝とほぼ同じ場所。比較してみてね
透明度も抜群
ニシ浜の入り口にある、今日のランチ場所

3日間もあったので、別日に島のカフェランチも堪能しました。

そばCafe あとふそこ
暑いので食後に黒糖かき氷

ひとつ想定外だったのが、暑いこと。事前に調べた情報では2月の最高気温は20℃くらいということだったのに、島に来てからは25℃、26℃…。春秋用の服装では昼休みに出歩くのがしんどくなってきたので、2日目くらいに急遽港のお土産屋さんで波照間島みやげっぽいTシャツを購入。これでかなり楽になりました。

波照間島の終業後

食事事情

ランチ同様臨時休業ばかり。到着日含めた4日間いて1日たりとも営業中の店を見つけることができませんでした(私が見つけられなかっただけかもしれませんが)。もともと頻繁に外食する予定もなかったので、石垣島から持ち込んだ食パンとサラダチキンなどでささっと済ませることが多かったです。

とはいえ同じものばかりだと飽きるので、たまに近くのお店に買い出しに行ったりもしました。

お店と言っても、波照間島にはコンビニはもちろん、一般的な商店もありません。港のターミナルにはお土産屋さんがありますが、夕飯向けのものは扱っていないですし、そもそも夕方になり船がなくなると閉店します。
ということで、行くのは「共同売店」になります。ちなみにお店以外だと飲み物の自販機があります。

共同売店は島内の各集落ごとに、集落住民の共同出資で経営されているお店で(生協的なものですかね)、最低限の食料品と日用品はそろっています。住民の相互扶助という考えがベースにある場所ですので、私のような観光客はあくまで「使わせていただく」くらいの気持ちがちょうどいいかもしれません。

南十字星を見に行く

到着初日で自分のカメラの腕に見切りをつけた私は、ガイドツアーを探すことにしました。波照間島では星空観察のガイドが数カ所あるようですが、私は宿のフロントに張り紙があったこちらのツアーに2日間お願いすることにしました。

初日は南十字星を見に行くということで、深夜に出発。まずは島中央の農業用水の貯水タンク付近で写真をたくさん撮影いただきました。集落を離れると街灯が皆無のため、より星をきれいに見ることができます。

いい感じの一枚

そしていよいよ南十字星です。日本最南端の碑へ移動しての撮影です。ここも当然星がきれいです。(ちなみにここにはほかの人もいました。)
ガイドさんに南十字星の場所を教えてもらうのですが…全然見つかりません。結構な時間をかけてようやく視認できたのですが、…あれ?思っていたよりも小さいですね。
とにかくこれ目当てで来たので、がっちり写真を撮っていただきました。

南十字星と私と日本最南端之碑
レーザーポインターが切れている場所の下にある縦長のひし形が南十字星

二日目は、ニシ浜や秘密の場所、コート盛などで撮影いただきました。

深夜のニシ浜と星空

ツアー途中にヤギが集団で道路を大脱走している様子をみることもでき、全般的に非常に満足度の高いツアーでした。

波照間島の感想

4月に来た時も感じましたが、きれいな海岸や星空がありながらも、観光地化していないところが魅力なのだろうなと感じました。海や星を見ながら静かな時間を過ごしたい、という人にはお勧めできます。海岸と星空は、本当に一見の価値ありです!

何はともあれ、南十字星を見る目標が達成できてよかったです。

最後に

今回のワーケーションを通じて、海や星などの「自然目当ての旅行」と「長期滞在がしやすいワーケーション」との相性の良さを再認識しました。
海や星は天気が悪いと「せっかく行ったのに…」となりがちですが、長期滞在すればそのリスクを軽減できるので。

さて、これで当社のワーケーション場所の最西端・最南端記録を更新できたはずなので、おととしのひがし北海道ワーケーションが(おそらく)最東端かつ最北端であることを加味すると、一応東西南北の暫定記録保持者を名乗ってもいい気がしてきました。

この記事をきっかけにワーケーションが広まっていき、私の最○端記録を破ってくれる人が現れることを期待しています。

おまけ:こんなところにも行っていました

石垣島

観光バスで島を一周。川平湾や玉取崎展望台など有名なところは行けたと思います。

川平湾のグラスボートから見たサンゴ

竹富島

ベタですが、美しい町並みを楽しみました。

鳩間島

波照間島よりも小さな離島。何もない島ですが、それがよい場所です。

島一周道路でもこんな感じ

西表島

ジャングルクルーズと鍾乳洞体験を楽しみました。

特徴的な木々

宮古島

与那覇前浜ビーチ・宮古島海中公園・水中観光船・日本最南端かつ最西端の天然温泉など、見所の多い場所でした。

(左上)ビーチの美しさは波照間島のニシ浜に匹敵する
(右上)海中公園にて。宮古の海中に泳ぐ色鮮やかな魚たち
(左下)水中観光船ならではの景色
(右下)南国ムード満点の温泉施設

伊良部島・下地島

宮古島から伊良部大橋を渡り伊良部島・下地島までサイクリング。17エンドビーチは日本一の美しさだと思います。すぐ近くにある桟橋も印象深いです。

(左上)宮古島側の入り口(右上)橋の上からでもわかるとんでもない透明度
(左下)実は高低差が半端ない橋でもある(右下)伊良部島を望む
(左上)飛行機から見た伊良部大橋(右上)17エンドビーチ
(左下)17エンドビーチ近くの桟橋と下地島空港に着陸する飛行機
(右下)リゾート感あふれる下地島空港

来間島

伊良部島のついでに自転車で。この島も宮古島と橋でつながっています。

展望台から見た来間大橋と宮古島

多良間島

波照間島同様、観光地化されていないところが長所。多良間村は沖縄県で唯一「日本で最も美しい村」として認定されているとのこと。

御嶽へと続くフクギ並木が見事

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