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ママパパスフィア通信 #2 パパがあたりまえに育児休業をとれる時代へ!!

2022年10月より新制度「産後パパ育休」「育児休業の分割取得」が始まりました!今回のママパパスフィア通信では、実際に育児休業を取得した当社のパパ社員の体験談新しい制度がどのようなものなのかご紹介します。これから、育休取得を考えているプレパパが、待望の赤ちゃんと一緒に過ごす時間がとれるよう、制度を理解して活用する人が増えるといいですね!

はじめに

こんにちは!インテージテクノスフィアで仕事と育児の両立支援プロジェクト「ママパパスフィア」を推進している経営企画部&編集メンバーの小林です。
前回のママパパスフィア通信では、働くパパ社員を取材しました。仕事と育児で奮闘しているパパ視点のお話が盛りだくさんです!こちらもぜひご覧ください。

今回は、パパの育児休業(※以下、本文では「育休」と記載します)についてフォーカスしていきますよー!

パパ育休のすゝめ

実際の育休がどのようなものなのか、インテージテクノスフィアで育休を取得したパパ社員の坪井さんに、当時の様子や育休を取得して考えたことについてお話してもらいました。

お話してくれた社員:坪井さん

システムエンジニア。2021年8月~10月の3か月間、育休を取得。
家族:妻(同じ歳)、息子(1歳2か月)、犬(マルチーズ)

なぜ育休を取得したのか

育休を取得した要因としては、「共働き世帯だった」こと、「妻が最短で職場復帰することを希望していた」こと、「実家が遠方のため、頼ることも難しい」ことです。

また、私自身の経験となりますが、私の母は専業主婦で、家事育児はすべて一人でやっていた(ように思える)ことがあります。そのため、子どもの頃の父との思い出をあまり思い出すことができません。もちろん父にも感謝はしていますが、自分が子どもから同じように思われるのは正直嫌だなと思いました。

……と、もっともらしい理由を述べてきましたが、息子の成長を見届けたかったからという部分が一番大きな理由です。
結局のところ、育休を取りたかったから取得しました。

スムーズな職場復帰のための計画・実行

妻が産後6週ですぐに復帰したいということだったので、職場復帰のために、出産前から以下のような計画を立て準備しました。

【出生前に行ったこと】

  • インターネットや本、同じ区に在住の同僚から情報収集

  • 区の保育課へ赴き、保育所の入所についてヒアリング

  • 認可・認可外保育所の見学(10ヵ所以上!)、毎月の保育所の空き状況確認

  • やることリストの作成

  • 認可外保育所への事前の交渉
    ⇒出生後も無事に生まれたことを報告し、改めて入所について打診

【出生後に行ったこと】

  • 夫婦のどちらでも対応できるよう完全ミルク育児

  • どちらかしかできない家事・育児をなくす

  • 住んでいる地域の助成などを調べ、取りこぼしのないようにサポートを受ける

  • やることリストをこなしていく

  • 我が子をとにかく愛でる

予定通り、妻が産後6週後に職場復帰したため、その時から私メインの育児が始まりました。妻の数日間の出張もあり、ほぼワンオペでしたが、やることリストをひたすらこなすことで対応でき、育休3ヵ月後には無事保育所に入所、夫婦ともにフルタイムで職場復帰することができました。

育休取得にあたって不安な面

転職サービス「 doda 」の「男性育休に関する調査」( 2022.09 )によると、育休取得に当たって不安なことの上位は以下だそうです。

① 収入の減少( 49.5%)
② 業務の引継ぎ( 48.0%)
③ 昇進への影響( 34.0%)

dodaビジネスパーソンと企業の転職意識ギャップ調査 第2回「男性育休」
 

収入の減少」については、自身の場合となりますが、給与・賞与と育児休業給付金を合わせて、前年の収入と比較してみたところ、前年度対比で86.8%でした。多少は減っていましたが、思ったよりも減らなかったなというのが、個人的な印象です。

業務の引継ぎ」や「昇進への影響」ですが、育休を取ったことで、業務がどうなるのかなという心配は、確かにありました。実際戻ってみると、私抜きでも問題なく業務は回っていたので、戻ってきていいのかなと思いました。
ただ、以前私が担当していた業務を既存のメンバーにお願いできることで、私自身が新しい案件や提案に進めることが出来るようになったので、その点は、チーム全体が新しいステージに進めたような、私にとってもチームにとっても、成長できた部分かなと感じています。

子育てはチームプレイ

「妻をサポートすることが子育てをすること」と思っている方もいるかもしれませんが、子育てはチームプレイです。
育休を取って、出産直後から妻と一緒に子育てできたことで、自分が子育てをするという意識・主体性をしっかり持つことができました。

また、事前にやることをまとめていたので、出生後のあわただしい中でも作業を漏らさずに済みました。特に保育所入所に関しては、事前の交渉が功を奏しました。このような段取り力、スケジュール管理は、仕事でも使えるところかなと思います。

そして、裏の目標として「私が道を作って、後の人が続きやすくする」と考えていました。結果として、同部署内の男性で育休を取る社員が出てきました。多少なりとも寄与できたのではないかと考えています。

最後に、子育ての中で一番大変なのは生まれた直後なのかなと思っていたのですが、大きな勘違いでした。日々最高記録を更新し続けていて、今日も大変だなぁと感じています。でも、これからも夫婦で協力しつつ、楽しみながら子育てを行っていきたいと思います。


新制度のおさらい

坪井さんの育休体験談を聞いて、これからの育休は、いったい何がどう進化したのか気になってきました。2022年10月1日よりスタートした「産後パパ育休」「育児休業の分割取得」制度について厚生労働省の資料で確認します!

新制度①産後パパ育休

「産後パパ育休(出生時育児休業)」は、通常の育休とは別の制度で、男性版産休といわれています。ポイントは以下の3点です。

  1. 原則休業の2週間前までの申し出により休業取得が可能となります。

  2. 子の出生後8週間以内に4週間までの休業を取得できます。なお、初めにまとめて申し出れば、分割して2回取得することも可能です。

  3. 産後パパ育休中に一部就業可能(所定労働時間内)※となります。
    ※労使協定を締結している場合に限り、労働者と事業主が合意した範囲内で、事前に調整することが条件となり、休業中の就業日数/時間等に上限がある。

新制度②育児休業の分割取得

夫婦ともに、育休を2回に分割して取得できるようになりました。
※産後パパ育休の取得回数は除く。原則として子の1歳到達日までの期間内。夫婦で育休を交代出来る回数が増えるので、より柔軟に育休を取得できそうですね。

改正後の働き方・休み方のイメージ

厚生労働省 報道発表資料「産後パパ育休(出生時育児休業)が10月1日から施行されます」「別添資料1_育児・介護休業法改正ポイントのご案内」より抜粋

新制度のここに注目!

産後パパ育休の制度は、ママの出産後に、パパがこれまで以上に育休を取りやすくするための制度である事がわかりました。そして、注目ポイントは育休中でも「労働者が合意した範囲で休業中に就労する事が可能」という点です。

「休業中の就労が不可」となると、業務をほぼ完璧に引き継ぐ必要があるため、引継ぎ体制を作ることが難しく、結局、取得をあきらめてしまう……とというパターンがあったと推測します。しかし、今回の制度により、完璧に引き継ぐことが難しい場合でも、休業中にカバー出来るので、育休取得のハードルがグッと下がるように感じました。

多様性に合わせた選択肢

坪井さんにも新制度について印象を聞いてみたところ、以下のようなコメントをもらいました。

共働き世帯が増え、多様性が広がっている現代において、育児休業の取得方法の選択肢が増えたことは、従業員にとって非常にありがたいものだと感じました。今回の改正で男性の育児休業取得の意識が変わり、より取得しやすい世の中になればいいなと思います。

さまざまな生活の仕方が生まれている今だからこそ、新制度をうまく活用して、仕事と子育ての両方が充実できたらいいなぁと感じました。

おわりに

今回の記事の中で、坪井さんのこの言葉が刺さりました!

「妻をサポートすることが子育てをすること」と思っている方もいるかもしれませんが、子育てはチームプレイです。

子どもを産むことはママしか出来ませんが、として担う役割は同じです。同じ立場で当事者としてやっていかないと、チームへのコミットはできないなと思います。
国では、男性の育休取得率を2025年までに30%に上げるという目標を掲げています。企業は、育休を取ることがあたりまえの職場環境をつくり、今回の制度を広く周知し、活用してもらうことが大事だと改めて思いました。
わたしたちも、仕事と育児の両立支援「ママパパスフィア」の活動をとおして、情報発信を続けていこうと思います。次回もお楽しみに!


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