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部署を越えて社内勉強会!-データ活用に欠かせないSnowflakeとTableau-

技術を学ぶときは、一人でやるよりみんなで取り組んだ方が心強いですよね。
今回は社内の技術力の底上げのためにおこなったSnowflakeとTableauの2つの勉強会について、運営するにあたり工夫したことや参加者の声なども交えて紹介します!

はじめに

どうも、エンタープライズ第一本部の大串です。早いものでnoteへの出演が 3回目となりました。最近は、暖かくなってきたため、日々山に登りたい気持ちと戦いながら、自宅で仕事をしています。普段は、Snowflakeの導入や、製薬メーカー向けに構築したシステムをサービス提供しています。

去年、グループ内の有志メンバーでTableauの勉強会をひっそりと行っていましたが、噂を聞きつけた他部署の方々から次回は参加したいと声をかけられました。

「勉強したいけど時間が取れない」「一人で継続して学習するモチベーションが続かない」といった声もよく耳にしていたこともあり、今年度は他部署からも参加者を集い、個人のペースで無理なく学習できるような勉強会を開催することにしました。

勉強会のテーマは、2つ。
新進気鋭のデータウェアハウスである Snowflake。
手軽にデータ分析・可視化できるBIツールである Tableau。

ここからは、それぞれの勉強会を運営した村田さんと齋藤さんから、勉強会の流れや工夫したこと、参加者の声などをお話しします。

Snowflake勉強会

ここからは村田が担当します。業務ではヘルスケアデータの活用、企業のDX支援など幅広く担当しています。Snowflakeはほぼ初心者でした。

この勉強会では「Snowflake」というワードは知っているけれど、どういうものかわからない人にむけて、今後Snowflakeの提案や案件をスムーズに進められるよう、まずはSnowflakeに慣れてもらうことを目的として参加者を広く募集しました。
希望制にもかかわらず新入社員~ベテランまで幅広く参加者が集まりました。
参加者の最終ゴールには「Snowflakeへのデータ投入とデータ抽出ができるようになる」を設定し、習得編、実践編の2ステップを以下の流れで進めました。

<習得編>

まずは社内の紹介資料を見てもらいました。そしてSnowflakeは現在、30日間無料でトライアルできるので、それを利用してZero to Snowflakeと呼ばれる初心者向けの学習をしてもらいました。(標準学習時間 90分)

簡単な登録で30日間無料でお試しできます(https://signup.snowflake.com/)

サイトは全編英語なので、英語が苦手な人はGoogle翻訳ツールで翻訳しながらハンズオンで進めてもらいました。(今ならChatGPTで翻訳したほうがいいかもですが)
Zero to Snowflakeの一部が古い記述のままで操作画面と相違があり、多少学習が困難な面もありましたが、毎週定期的にみなさんからの疑問をフォローしながら徐々に慣れていってもらいました。
また、少し触ったことがある人には追加で以下のテーマも学習してもらいました。
Time Travel   タイムトラベルを始める
Tableau    SnowflakeとTableauによるビジュアル分析
Snowpipe    スノーパイプを使い始める
Performance  リソースの最適化: パフォーマンス

<実践編>

ここからは運営側で事前に用意した環境で、実際にSnowflakeへのデータ投入からBIツールでのビジュアライズまでを行ってもらいました。

◎Snowflakeへのデータ投入
利用データとしては、「東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細」を用いました。ローカルやAWS S3にデータファイルを配置して、そこから投入する形式です。
Snowflakeとの連携はとても簡単で、ちょっとした設定ですぐにデータを投入することができます。(AWSとの連携はZero to Snowflakeにも記載があります。)

◎BIツールでのビジュアライズ
当社では幅広いツールを取り扱っているので、今回は使用するツールの種類は指定せずにメンバー各々にPower BIやTableauなど使いたいものを選んでもらいました。
そもそもBIツールに触れたことのないメンバーもいましたが、どのBI ツールもSnowflakeとの接続は「データソースを選択し、認証情報を設定する」くらいで難しくないので、簡単に可視化できるようになりました。
少しスキルのある人は、HadoopのSparkコードをSnowflakeへ移植なんてこともやっていました。

Snowflakeから取り込んだデータをTableauでビジュアライズしました

参加者の声

  • e-learningを用いることで、思ったよりも簡単にSnowflakeを扱うことができました。Power BIへの連携も簡単にでき、短期間で楽しく触ることができてよかったです。

  • SQL Serverよりも直感的に操作ができるUIだなと感じました。手順通りに進めていき、おおまかに理解はできたような気がします。Tableauに関しても初心者でしたが、簡単なグラフ化などもできて楽しかったです。いろいろと計算を組み込めれば、幅がとても広がりそうだなと思いました。

  • Snowflake設計の勘所のようなものはあるのか?設計のベストプラクティスのようなものがあれば読んでおきたいと思いました。

Snowflake勉強会を終えて

当初の目的であった、Snowflakeがどんなものか理解してもらうというところはある程度達成できたと感じています。
また、実際にハンズオンで触って動かしてみることで、思ったほどSnowflakeは難しくない!と感じてもらえたようです。
勉強会の後、実際の業務でSnowflakeを扱う人もでてきました。今後も全体的なスキルアップの場として勉強会を開催していきたいと思います。

Tableau勉強会

ここからは齋藤のターンです。
在宅勤務ランチで毎日パスタ健康生活。
くわしい自己紹介はこちら↓

今回の勉強会では、初心者~中級者までさまざまなレベル感の参加者が集まっていたため、以下の3つのステップに分けて開催し、各自が参加したいステップを選べるようにしました。

  1. 基礎編(2か月)
    目標「グラフの作成を一通り経験し、ワークシート内でテーマに沿ったビジュアライズができる。」

  2. 実践編(3か月)
    目標「業務課題に基づいたダッシュボード設計、構築を経験する。」

  3. 応用編(1か月)
    目標「Tableau Desktop Specialist取得に必要な知識を身に着け、実業務で活用できるようになる。」

くわしい中身を見ていきましょう。

<基礎編>

以前の社内勉強会(*)の録画を活用して、同様の問題を参加者に解いてもらいました。全員が期間内に完了できるよう、全員に進捗状況を記入してもらったうえで、週に1回進捗確認&質問タイムをとりました。

(*)以前の社内勉強会とは…?
一問一答形式で、問いに対してワークシートでビジュアライズしていく初心者向けの勉強会。(月別の売り上げ推移は?など)
約3年前(!)に開催。
講師役はnote編集チームの一員である久保田さんです。

初心者がつまずきがちなポイントと解決策がまとまっており非常にわかりやすい教材でしたが、一方で講義動画内で勉強が完結してしまうため、各参加者の理解度を運営側が把握できないという問題もありました。
また、講義開催から3年経過していたために、Tableauのバージョンアップなどにより操作感が変わっている部分があり、動画と同じように操作できずに困った…という声もありました。
今後の勉強会では、講師役と一緒にTableauを触ってみる時間を作ったり、理解度テストなどを行うことで、さらに満足度が上がりそうです!

<実践編>

当初、実践編での目標は「ダッシュボードを作れるようになる」でしたが、ただオープンデータで目的なく作るだけでは面白くない!データ分析の勉強にならない!と思い、社内でデータ可視化の課題がないかをヒアリングしました。
その結果、「ホームページのアクセスログをもっとしっかり分析したい!」「勤務状況を可視化したい!」など、なかなか面白そうなテーマが集まってくるではありませんか。
そこで目標を「業務課題に基づいたダッシュボード設計、構築を経験する。」に設定し、業務課題の解決のためのダッシュボードの見せ方を意識してもらうことでより実践的な勉強ができるよう工夫しました。

実践編では参加者を3つのチームに分け、それぞれ別のテーマに対してダッシュボードを作成してもらうことになりました。
また各チームに一人講師役として運営メンバーが参加することで、それぞれのチームで生まれた疑問にすぐ答えられる体制を作りました。
製作期間約3か月を経て行われた成果物発表会では、テーマを挙げてくれた方々も参加し、出来上がったダッシュボードに「このまま使える!」と感激していました。

参加者のメンメン

良かったところ:
課題解決を意識して、より実業務に近い形でダッシュボードの構成、設計を学べたこと。
反省点:
テーマによってデータ形式もまちまちのため、各チームで難易度に差が生まれてしまった。課題を統一してコンペ形式にしたほうが競争意識も生まれてよいのかもしれません!?

こんな感じのダッシュボードができました(社内データのためモザイク加工しています)

<試験編>

ここまで継続受講した人は全員Tableau Desktop Specialistに合格できるよう、30分×4回の集中講座を行いました。講座の内容は以下です。

  • noteの問題集を利用。

  • 宿題として一度問題を解いてもらい、正誤を記入してもらう。

  • 正誤状況を見てつまずきポイントを把握、齋藤が重点的に説明!

  • 参加者には、回答に至ったプロセスを持ち回りで発表してもらう。

勉強会が終わってから2週間経ちましたが、すでに合格者が出ております!
全員合格しろ~(本心)

参加者の声

  • 勉強会の時間が設けられていたので、その時間までにはやらなきゃ!というモチベーションになりました。(初級編)

  • 業務で利用しているがクロス集計形式のものしか触れることがなく、今回ビジュアライズを試行錯誤できる機会があってよかった。(実践編)

  • 無事合格できました。いろいろな質問に答えてくださり、試験申し込み方法説明などもありがとうございました。(試験編)

Tableau勉強会を終えて

全体で約半年間にもなる長い社内勉強会でしたが、初心者から参加して資格合格した人が生まれたので、長い間運営した甲斐があったなあと感じます。
中級者の人にも楽しんで受講いただけたようで何よりです!

おわりに

最後にまた大串です。
村田さん、齋藤さん、勉強会の運営ありがとうございました。
今回の勉強会では、学習ペースは各個人にお任せしました。最初は、みなさんが期日までに宿題をやってくるか、質問が何も出ないのではないか、と不安でしたが、多くの人が自主的に取り込んでくれました。
今回初めてSnowflakeやTableauに触れた人も、徐々に使いこなせるようになり、最後には楽しいと言ってくれたことが印象的でした。
今後も勉強会を開催し、社内技術力の向上に尽力していきます。

そんな私たちは、4月19日~21日にかけて東京ビッグサイトで開催される「ファーマIT&デジタルヘルス エキスポ 2023」に出展します。Snowflakeにおける基盤構築や、Tableauを使った活用支援など内製化のご紹介をしております。ご興味がございましたら、お気軽にお声がけください。


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